アイラトビカズラ

きょうは、先日、東山植物園で撮った珍しいものをお届けします。

植物園の坂道を降りてきたら、足元に見慣れぬ花のようなものが
びっしりと落ちていました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

上を仰いでびっくり!いきなり目の前にジャングルが・・。
そして、太いつるにいっぱいブドウのように垂れ下がっていました。
(写真をいっぱい撮ったのですが、スケールが大きすぎ、どれもイマイチ・・
うまく伝えられないかも?どうぞ、ご勘弁を・・。)

正体は「アイラトビカズラ」でした!
「相良飛蔓」と書きます。

熊本県山鹿市菊鹿町相良(あいら)に自生するトビカズラということです。
樹齢は推定1000年で、国の指定特別天然記念物となっているそうです。
源平の乱で相良寺が焼きうちにされたとき、千手観音がこのカズラに飛び移り
無事だったという伝説から、「アイラトビカズラ」と名付けられたそうです。

葉は三つでひとつの葉になってます。

太い幹から緑色の茎を伸ばし、その先に7センチ程の暗赤紫色の大きな
蝶形の花を藤のように房状に付けています。
十数個もぶら下がっているのもありました。

まるで巨峰ブドウの房のようでもあります。

マメ科の常緑のつる性植物です。

撮影中もひっきりなしにボタッ、ボタッと音をたてて落花していました。
しばし、南国の迷宮に迷いこんだ心もちでたたずんでいました。

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4 Replies to “アイラトビカズラ”

  1. 歴史を感じさせてくれる植物なのね。
    wincちゃんの文章読んでたら 3つの葉っぱが武将の家紋のようにも見えました。
    ぼたぼた落ちてくるとこに居たいなあ。

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