コカモメヅルの花

きょうも雨が降ったり止んだりで午後には雷もちょっと鳴りました。
よく通る交差点のそばに今満開のケムリノキがあります。
2階建てくらいの高さはあります。
空き地ではアオツヅラフジの花が咲いており、藪の縁には
緑の実を付けたツルウメモドキが見られます。

さて、きょうは里山の林の縁にあった「コカモメヅルの花」を
お届けします。
「小鴎蔓」と書きます。

藪の中でつる性の茎を伸ばし、他の植物に巻きついていました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

長さ3~6センチ程の葉は向き合って付いており、葉の基部は
ハート形で先は尖っています。

葉裏はこんなふう↓

茎の一方に毛が生えています。

花は暗紫色で径4~5ミリ程と小さい。↓

花びらは5裂しており上面に細かい毛が生えています。

本州、四国、九州に分布します。

ちなみに実はこんなふうです。→コカモメヅルの実

ガガイモ科の植物です。

エビヅル

梅雨の晴れ間、ベランダで木立ベゴニアの花が咲いています。
玄関では、月下美人に小さな蕾が付いているのをきのう発見しました^^。

きょうは里山の林の縁にあった「エビヅル」をお届けします。
「海老蔓」と書きます。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

丘陵から山地の林縁などに生え、巻きひげで他の樹木などに
絡みついて伸びます。

葉は互い違いに付き、長さは5~15センチ、幅は5~10センチで、
浅く3~5つに裂けます。
葉の縁には疎らに浅いギザギザがあります。

雌雄異株です。
どちらも6~8月頃、黄緑色の小さな花を咲かせます。
雄花には雄しべが5本あり、雌花にも雄しべが5本と雌しべが
1本あるそうです。
雌株は柱頭が目立ち、その周りに短い雄しべが飾りのように
つくそうです。
花びらは帽子のような形をしているそうですが、残念ながら
早々と咲き落ちてしまったようです。
これは雌株なので雌花がつき、雌しべだけになっていました。

葉は秋には紅葉します。
そして実は球形で黒く熟し、食べることができるそうです。

本州、四国、九州に分布します。

ブドウ科の植物です。

きょうはいつもfabをご愛顧して下さる皆様に特別大サービス!\(^o^)/
こっそり!?おまけとして「エビヅル」の見分け方の極意を
お教えしちゃいます(^┰^)ゞ テヘヘ

☆葉をそっと裂いてみて下さい。

“エビヅル”なら切り口に糸ひくような毛が見えます。

これが”エビヅル”の動かぬ証拠です( ^-^)σ[]ぴんぽーん!

これでバッチリ!あなたも植物見分けの達人です~(≧∇≦)ъ グウッ!

ママコノシリヌグイ

ここ2~3日前からベランダでキリギリスのような声が聞こえます。
明け方まで雨が降っていましたが、今は止んでいます。
梅雨空で、動くと暑く汗もしたたり落ちますが、陰で休んでいると
汗も引き、風が心地よいです。

きょうは「ママコノシリヌグイ」をお届けします。
「継子の尻拭い」と書きます。
茎に下向きの鋭い棘を持ち、継母(ままはは)が継子(ままこ)
のお尻をこれで拭いて、継子いじめをする例えで名付けられたようです。
花はソバの花に似て、棘があるので別名はトゲソバだそうです。
流れや池の周辺など湿り気のある所に生えています。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

葉は三角形で、茎はつる状になり、四角ばっていました。

花はミゾソバによく似ています。

開いた花↓

北海道~九州に分布します。

タデ科の植物です。