ナンバンハコベ

このところ、あちこちで文化祭が行われているようです。
昼間はまだ夏の名残がありますが、夜は虫の声が静かに響いてきます。

きょうはナンバンハコベをお届けします。
山の明るい草地で、花と実を付けていました↓

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「南蛮繁縷」と書きます。
別名ツルセンノウともいうそうです。
もともと昔から日本にある種ですが、花が異国風と言う意味で
ナンバンハコベと名付けられたそうです。

茎はつる状でよく枝分かれし、他の植物に寄りかかって生長します。

卵形のような葉は2センチ程で、向かい合って付いています。
茎や葉には細かい毛が生えています。

花はとてもユニークな形です↓

帽子のように見える緑色のガクは半球形で5裂しています。
そして開花と共に、5裂したガクの先がだんだん外へと反り返ります。

また、細い5枚の花びらは離ればなれにつき、中ほどで急に外に
折れ曲がって反り返り、先は2つに分かれています。

緑色の実は熟すと黒くなります。↓

北海道~九州の山野に生えています。

ナデシコ科の植物です。

マルミノヤマゴボウ

しばらくご無沙汰してしまいましたヾ(^^;)
ここ2~3日で丑三つ時から明け方までは、だいぶ涼しくなりましたが、
まだ日中は残暑が厳しく、汗を拭くハンカチが手放せません。

さて、きょうは2週間程前に山で撮った「マルミノヤマゴボウ」を
お届けします。

最初見た時、ヨウシュヤマゴボウかな?と思ったのですが、
まてよ、花の房が垂れ下がっていないよ~?と思い、
≧[◎]oパチリしました。

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「丸実の山牛蒡」と書きます。

葉は互い違いに付いています。

果穂はすっくと上を向いています。

関東地方以西の本州~九州の山地に生えています。

ヤマゴボウ科の植物です。

ウバユリの実

連日厳しい残暑に見舞われていますね、どなた様もご自愛を・・。
きょうは施餓鬼会に行ってきました。
お寺にはフシグロセンノウなど生けてありました。

さて、先日2週間ぶりにまた同じ森に出かけました。
以前撮ってアップしたウバユリは、もう花はなく
こんな実を付けていました。↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

よその森も回ったら、まだウバユリが咲いていました。

友達が良い香りがするよと教えてくれたので、嗅いでみると、
うわ~っ、良い香り~♪
雨の合間に嗅いだからか?よくわかりませんが・・
前はあまり香りはなかったという記憶でした。
でも、今回はよく香っていました^^v

ホント、意外にも良い香りだったんです。
娘盛りを過ぎても、姿はともあれ、中に魅力を秘めている
大人の女を姥というのかしら?
姥といえば、そうそう、随分前に買って読んだ
『姥ざかり花の旅笠 小田宅子(おだいえこ)の「東路日記」』とか、
同じ著者(田辺聖子)の「姥ざかり」という小説もあったような・・?
きょうはこのへんで・・。