イチヤクソウ

里山の腐葉土いっぱいの林の僅かに木漏れ日が当たる場所に
「イチヤクソウ」が開花していました。
5月に偶然見つけた時はまだ蕾だったのですが・・。
きょうはその「イチヤクソウ」をお届けします。

「一薬草」と書きます。
ひとつの薬草で多くの病気に効くことから、一薬草と名付けられたそうです。

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高さは20センチ程でした。

葉は常緑で柄があり、やや厚めです。
また、葉脈部分はやや白っぽく、模様になっているのが特徴です。
数枚が根元に集まって付いています。

花は白色で直径1.3センチ程で、下向きに数個付いています。

花びらは5つに深く切れ込んでおり、中には多数の雄しべと、
雌しべが一本、にゅうっと曲がって飛び出しています。

北海道~九州の林の縁に分布します。

イチヤクソウ科の植物です。

おまけに、蕾の時と花後の姿を載せておきますね^^。

蕾↓

花後↓

ササユリ

ベランダのトケイソウにまた、蕾が三つ付いています^^

きょうは、里山の路傍に生えていた「ササユリ」をお届けします。
「笹百合」と書きます。
葉が笹の葉に似ているので名付けられました。

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淡いピンクの花で、品があります。

思わず鼻を近づけたら、なんだかいい香りがしたような・・?

6本ある雄しべの葯は赤褐色です。

中部以西~九州に分布しています。

ユリ科の植物です。

ジガバチソウ

こちらでは、きのう入梅宣言があったところです。
最近、電線で仲間同士おしゃべりしたり、里山の水田すれすれに
低く飛び回っているツバメの姿をよく見ました。

きょうは、三日前に里山で撮った「ジガバチソウ」をお届けします。
「似我蜂草」と書きます。
花の姿を蜂にたとえてジガバチソウと名付けられたそうです。

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木洩れ日の射す林の縁で咲いていました。

高さ10~20センチ程でした。

ひとつの花の大きさは1.5~2センチ程でした。

ユニークな花姿です。

茎を抱くように、向かい合って付いた2枚の葉は長さ4~8センチ程で、
縁にはゆるいギザギザがありました。

葉の表には網目のような模様がありました。↓

葉の裏はやや白っぽくこんなふうでした。↓

また、茎を触ったら筋(稜)がありました。

北海道から九州に分布するそうです。

ラン科の植物です。

このジガバチソウの仲間には過去記事にあげたクモキリソウがあります。