ミカワチャルメルソウ

きょうは、果実の形を中国の楽器チャルメラに見立てた、
チャルメルソウの仲間の「ミカワチャルメルソウ」をお届けします。

   「三河哨吶草」と書きます。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

低い山の森の中の川沿いの薄暗く湿った所に
数株生えていました。

葉は根元だけにあり、縁に不揃いなギザギザがあります。

そこからすーっと伸びている茎は、高さ30~50センチ程で、
毛が生えています。

その茎の上の方に、互い違いに花が付いていました。

「花はどれ?」

じつは魚の骨のような形をしているのが花だそうです。
普通5枚ですが、たまに6枚のもありました。

紅紫褐色で羽状に7裂していました。

花の大きさは径7ミリ程で、ガクは直立していました。

愛知、岐阜、長野、静岡県に分布しているそうです。

チャルメルソウの変種とされています。

とてもユニークな花ですね。

ユキノシタ科の植物です。