アカシデ

師走に入り、街はクリスマスやお正月用品が沢山並び、
何だかせわしない・・毎年のことではありますネ(^^;)。
忙中閑あり・・でいきたいですね。

さて、山の林の中を歩いていたら、ネジキのように幹が
ややねじっているよう(うねったような縦縞)に見えた
木に出逢いました。
でもネジキにしては幹も太く、下に落ちていた葉を見たら、
シデの類のようでした。
黄色の落ち葉だったので、イヌシデか?と思いましたが、
葉の形が違うようです。
調べたら、「アカシデ」でした。
きょうは「アカシデ」をお届けします。

「赤四手」と書きます。
シデとは花の垂れ下がる様子が、玉串や注連に
垂れ下がる紙(四手、あるいは紙垂)に似ているため。
また、アカは新葉が赤く、秋には紅葉するので
「アカシデ」と名付けられたようです。
樹肌の様子↓
(写真内をクリックすると→大きい画面に)

高さは10~15メートル程の落葉高木です。
樹皮は滑らかで、暗灰白色~暗灰褐色。
老木になると筋状に盛り上がります。↓

葉は互い違いに付き、長さ3~7センチ、
幅2~3.5センチの卵形または卵状楕円形。
秋に葉が黄色~橙色に色づきます。
向かって左は葉表、右が葉裏。↓

葉先が尾状に長く尖ります。
縁には不揃いの重なったギザギザがあります。
葉脈は葉裏に盛り上がります。
葉柄が長く、少し赤味を帯びます。
側脈は12本以下です。

11月初めの葉の様子↓

北海道、本州、四国、九州に分布します。
カバノキ科の植物です。