きょうからゴールデンウイークに入り、お休みの方も多いかと
存じますが、いかがでしょうか?
お天気もよくなりましたが、風が強く、窓から見えるアベマキが
白い葉裏を見せています。
さて、きょうは瀬戸市の里山の湿り気のある林内で見つけた、
「シロバナナガバノスミレサイシン」をお届けします。
「白花長葉の菫細辛」と書きます。
スミレサイシンの名の由来は葉がウスバサイシンに似ることから・・。
それに長い葉で白い花なので、「シロバナナガバノスミレサイシン」
と名付けられました。
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)
草丈は5~12センチ程。
長さ5~8センチ程の葉は細長い三角状の卵形で、基部はハート形。
先が尖っています。
葉の縁にはギザギザがあり、全体に毛はなく葉は柔らかい感じです。
葉裏や茎は暗紫色を帯びていました。
白い花は直径2センチ程で花びらは細めです。
距(花の付け根が後ろに飛び出たもの)は太くて短く、
花と同じく白色です。
花の正面は残念ながら写真が撮れなかったのですが、
側弁の基部には毛がありません。
花が咲いた後の葉は大きくなり、長さ13センチ、幅6センチ程に
なるようです。
岐阜県や長野県に近い三河の山の中でよく見られる
日本の固有種だそうです。
3~4月に咲きます。
本州(関東以西の太平洋岸)、四国、九州に分布します。
スミレ科の植物です。