コメナモミ

マンションのケヤキにカラスが巣を作っています。
今朝も大きな声で鳴いてから、あわただしく飛び去っていきました。

きょうは、センダングサに似ている「コメナモミ」を紹介します。
メナモミに似て、やや小さいことから名付けられました。
各地の山野の荒地や道端に生えています。

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高さは30~100センチ程です。
うっすらと毛がはえた茎は、しばしば紫褐色を帯びることも多いです。

葉は長さ5~10センチ程の卵円形で、先はとがっています。
そして、向かい合って付いています。

また、3本の葉脈が目立ち、縁のギザギザはちょっと不規則です。

周辺部に小さな花びらに見える花の先は3つに裂けています。
そして、中央部には管状にみえる花があります。

黄色の花の部分を取り囲んでプツプツの緑色の部分があります。
これを腺毛というそうです。

腺毛から出る粘液で、くっつきむしになるそうです。

キク科の植物です。

ネナシカズラ

今朝早く、モズの高鳴きに誘われて、ベランダに出たら、
有明の月が見えました。
それから玄関に出たら、なんと昨夜の間に、月下美人が一輪
咲き終えたようで、脱力した姿を秋の風に晒していました。
ごめんね、気づいてあげられなくって・・。

さて、先日、林の縁を歩いていたら、あ、草叢の中に白い花が・・。
「ネナシカズラ」です。きょうは、この「ネナスカズラ」をお届けします。

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「根無葛」と書きます。
そのまま、根のない つる草(葛)という意味です。

葉も退化し、ありません。

各地の日当たりのよい野山や荒地の藪に見られる、つる性の
寄生植物です。
宿主にまといつくと、寄生根を出して栄養を吸い取り、そこから
根が枯れていくそうです。

茎が太く淡緑色で褐色の斑点があります。

花びらは5つに裂けています。

ヒルガオ科の植物です。

アシグロツユムシ

明け方、こちら、東海地方は台風18号に直撃されました。
皆様のところは大丈夫でしょうか?
午前5時頃、窓がうなり尋常でない様子なので、起きたところ、
TVが知多半島に上陸したと知らせました。
はめ殺しの窓から外を見ると、強い風にケヤキが右に左に激しく揺れ、
雨も横殴りにたたきつけていました。
時間とともに夜が明けてきて、風雨も弱まってきました。
今は雨が上がりました。
ケヤキも無事だったようでホッとしています。

さて、きょうは「アシグロツユムシ」を紹介します。

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スズカアザミを撮っていたら、あっ、見~つけたっ!
ギザギザの葉っぱの上に何やらツユムシのようなものを!

あはは~~、なんだかくたびれたの?
足をだらーっと伸ばしているような格好をして・・。
いや、見つからないように葉の形に添わせているのかな?

そんなに見つめちゃ、いや~ん!
ごめんね、アシグロツユムシさんm(_ _)m
だって、あなたのそのナイス バディ、
その小顔に、黒くて丸いつぶらな瞳に吸い込まれ、つい・・(^^;)

足も長いけど、その足よりも長~い触角を持っています。
触角は黒っぽく、ところどころ白くなっているのも特徴だそうです。

脚が黒褐色をしているので、名付けられました。

山地に多いツユムシのようです。