ナンテンハギ

朝、晴れてたのに、今にも降り出しそうなお天気になってしまいました。
先日、コーヒー豆を買いに行ったら、その店のオリーブの木に実が
付いていました。
ご店主にたずねたら、7年越しで実が付いたとのこと・・。
今はオリーブの実の生る時期なんですね・・
そろそろワインが飲みたくなる季節でもありますね^^。

さて、きょうは2週間程前に撮った「ナンテンハギ」をお届けします。
「南天萩」と書きます。
葉がナンテンに、花がハギに似ているので名付けられました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

葉が2枚ずつ付いているので、フタバハギともいうそうです。

青紫色の蝶形の花を多数つけます。

もう、実が付いているものも見られました。

実は2~3センチ程で、ソラマメを小さくしたような形です。
実際、ソラマメの仲間でした^^。

春先に伸びる若芽は山菜として食べることができ、茹でると小豆の
ような匂いがするのでアズキナともいうそうです。

北海道~九州の日当たりのよい山の土手や草地に分布します。

マメ科の植物です。

松虫考

とってもいいお天気で~す。
皆さん、いかがお過ごしですか~\(^o^)/

さて、先日アップしたマツムシソウの名の由来云々ですが、
遅くなりましたが調べたことをご報告しますね(^^;)
>花が咲き終わったあとに残る坊主頭のような形が
松虫鉦(まつむしかね)とよばれる仏具の形に似ているから・・
とのことで、松虫鉦を調べましたが、どうやら仏具ではなく楽器で、
歌舞伎の音響効果に使われる鉦のことらしいです。
鉦とは諺(ことわざ)にある「鉦や太鼓をたたいて探す」の鉦です。

さて、松虫鉦の”松虫”とは、 木の板に伏せ鉦を二つ並べたもので、
撞木(しゅもく)→鉦をたたく道具、木魚をたたくバチ?を小さくした
ような形のもの・・でチャリンチャリンと打って音を出す。
高く、軽い感じの音で松虫の擬音のような音がするそうです。
あ、鉦とは金属製の当り鉦をより小さくしたものです。
紐がついていない代わりに足が3つ付いていて、
台に置いて打つとのこと。
サイズの違うものを複数使用することもあるそうです。

こちらをご覧ください→ 松虫

 

ネットでいろいろ調べたのですが、かなりハマリ、ただでさえ、
おぼつかない頭がよけい混乱をきたしましたヨロヨロ~~~_(・_.)/
強いて私見をまとめれば、以下のとおりです。
その前にブレイク・タイム!
ちょっと一輪、マツムシソウ~♪

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

歌舞伎の松虫鉦の音がマツムシの鳴き声に似ていて、
その松虫鉦の形がマツムシソウの花の形に似ていたので、
マツムシソウになったのかな。
マツムシソウが咲いたときの花の形は婦人用の帽子の形にも見え、
伏せた鉦の形にも見えませんか?(^^;)

一度、歌舞伎の松虫鉦の音色を聞いてみたいものです。
どんな演目の時、使われるのかな?

その他、その昔、マツムシはスズムシだったetc.・・調べていくと
よけいハマリそうなので、先を急ぐ身としては・・(いずこへ?
ご期待どおり突込みますヘ(__ヘ)☆\(^^;ナンデヤネン
このへんでマツムシ考はお開きにさせていただきます_(・_.)/ コケッ。

*末筆ながら・・
私のつたないど~でもいい話に興味を持って、松虫鉦について
調べていただいた方には、この場を借りて御礼申し上げます。
また、違うご意見がありましたらお知らせくださいねm(_ _)m

おまけ:

エンシュウハグマ

街路樹のナンキンハゼが色づいてきました。
霜月の声を聴き、日ごと山から里へと紅葉も下りつつあるようです。

きょうは「エンシュウハグマ」をお届けします。
「遠州白熊」と書きます。
遠州(静岡)に分布するので”エンシュウ”、チベットのヤクの尾の毛
で作られた”ハグマ(白熊)”に似ていることから名付けられました。

写真は、東三河の蛇紋岩の山の林内で咲いていた「エンシュウハグマ」
です↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

上の写真の花は満開でした。
高さは20センチ程でした。
葉は掌状に3~5裂し、葉が深く切れ込むのが大きな特徴のひとつです。
縁にギザギザがあります。
葉のアップ↓

花は上から下へと咲いていくようです。
蕾はこちら↓

花は3つの小さな花が集まって、ひとつの花となっているようです。
花びらは5つに深く裂け、うっすらとピンクがかった先がくるんと
カールしていますね。
まるでリボン細工?の花のよう・・。
風車にも見えますね。
紅紫の長いしべも印象的です。

静岡県西部と、愛知県三河山間部に分布します。

キク科の植物です。

過去記事のハグマの仲間はこちら→モミジハグマ