ユズ

朝、小雨が降っていましたが、今は曇りになりました。
窓から見える景色がすっかり替わりました。
冬に向かって葉を落としたケヤキとアベマキの枝ぶりがくっきり見えます。
ケヤキはどの枝も空に向かって枝を伸ばしています。
アベマキは上に向かう枝の他、ななめ下に枝を伸ばしている
のもあります。

さて、きょうは冬至ですね。
皆様のお家ではユズ湯をたてますか?
それともカボチャを食べますか?
私もきょうはユズ湯をたてるつもりです。
ということで、「ユズ」をお届けしましょう^^;

「柚子」と書きます。
実は直径4~8センチ程で、表面はでこぼこがあり、淡黄色に熟します。
また、酸味は強く、香りも高いです。↓

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・・・

枝に刺があります↓

葉の柄に翼があります↓

原産国は中国です。
日本では東北以南で広く栽培(主産地は四国地方)されていて、
生産、消費ともに日本が最大だそうです。
柑橘系の調味料の代表格ですね。
削いだ皮を汁物に入れたり、細く切って煮物に添えたり、
ジャムを作ったり、柚子茶にしたりしますね。
ユズは、柑橘類の中では耐寒性が強く、寒い所でも自生できる
数少ない種だそうです。

ミカン科の植物です。

ユッカ

2日ほど前、マンションのケヤキの上でギーッという声がしました。
コゲラでした。木は葉を落としているので、バッチリ見えました^^v
ここ数年来、寒くなるといつも姿を見ます。

さて、きょうは「ユッカ」をお届けします。
ユッカといえば・・
私が出た中学校の通用門の横にユッカが何本もありました。
「君が代蘭」とも言われるユッカは美術の写生の時間に描いた
覚えがあります^^;
剣のようなシャープな葉が、未来に向かって元気に力強く伸びていく
若者にたとえられたのでしょうか?・・、
園芸店では「青年の樹」として販売されています。

昔から庭木としても植えられていたユッカは、元来は海浜植物です。
植物園の温室の前にも植えられていました↓

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高さは1~2メートル程。

濃緑色から灰緑色の葉は先端が剣のように鋭く、硬いです。

花は薄くクリーム色がかった白で、スズランのように釣鐘状の
下を向いた花が咲きます。
葉の上に落ちていた花を調べたら、花びら6枚、雌しべ1本、
雄しべ6本でした。

北アメリカ西南部原産です。

ユリ科の植物です。

ハマギク

こちらは、どんよりとしたお天気です。
クリスマスまであと1週間ほどですが、今年は全然その気になれません。

さて、きょうもキクをお届けします・・「ハマギク」です。
「浜菊」と書き、名のとおり、茨城県~青森県の太平洋側岸の浜に
生える菊です。

白いハマギクには海崖の岩肌に青い空がバックだと最高ではないかと
思うのですが、 今回は残念ながら植物園で撮った写真でお許しを^^;

ハマギクは日本の固有種で、その可憐さ、美しさが愛でられ、
江戸時代から栽培されていたそうです。

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茎の下のほうは木質化して越冬し、春にその先から新しい茎を
伸ばします。
へら型でやや厚く艶がある葉は、葉柄がありません。
そして縁にギザギザがある葉が互い違いに段々に付くのが特徴です。

キク科の植物です。