コケオトギリ

朝から雨が降ったりしてほとんど日差しのないお天気です。
こちらでは、まだ夏から咲いているサルスベリや、フヨウ、ムクゲ
など咲いていますが、ピラカンサの実もだいぶ赤みを増してきました。

さて、きょうは湿地の周りに咲いていた「コケオトギリ」を
お届けします。
「苔弟切」と書きます。
小型のオトギリソウ(弟切草)なのでコケとついているらしい。
オトギリソウの名前の由来は、いつかオトギリソウをアップする日
まで待っていてくださいね^^;

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

丈は10~30センチ程です。

花びらは5枚です。

雄しべは5~8個あるそうです。

茎は四角張っています。
葉は丸っこく、向かい合って付いており、葉は茎を抱いています。
秋には紅葉するようです。

北海道西南部~九州の湿地や休耕田に生えるそうです。

オトギリソウ科の植物です。

ヘラオモダカ

朝から青く高い空の下、花壇のコスモスが風に揺れていました。

きょうは水湿地に生えていた「ヘラオモダカ」をお届けします。
「箆面高」と書きます。
葉がヘラ状でオモダカのような花を付けるということで名付けられました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

花は径1センチ程の白色で3枚の花びらを付けます。
雄しべ6個と雌しべは多数あります。

緑色の実が付いていました。
ひとつひとつの種には1本の深い溝があります。

北海道~九州の水田や溝、浅い水中に生えます。

オモダカ科の植物です。

ミゾカクシ

ベランダで、去年のこぼれ種から芽生えて育った一本だけの
アオジソ に可愛い白い花がいっぱい付きました。
虫食いの葉もいとおしく、小さな透明ガラスの花瓶に挿しました。

きょうは湿地にあった「ミゾカクシ」をお届けします。
「溝隠」と書きます。
別名はアゼムシロ(畦筵)と言います。
湿地や田んぼに生えています。
生育場所と繁殖力の旺盛なことを表していますね。
横から見たところ↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

葉は互い違いに付き、やや厚くて柔らかく、長さは1センチ程。
葉の縁にはゆるいギザギザがありますね。
上から見たところ↓

花は1センチ程の大きさですが、花の形は扇形です。
花の先は5裂しています。

この仲間の園芸種が”ロベリア”で、お花屋さんで売られていますね。

北海道~九州に分布します。

キキョウ科の植物です。