タラノキ

昨日からの冷たい雨で、わずかに残ったケヤキの葉が寂しく見えます。
もう、あちこちから冬の便りが届くこの時期ですが、例年より暖冬に
思えるのですが・・。

きょうはあの美味しい「タラの芽」で有名な「タラノキ」をお届けします。
写真は先月下旬に南木曽で撮ったものです。
終盤の花が付いたタラノキです。

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高さ5メートル程になる落葉低木です。
樹皮は灰褐色で丸い皮目があります。
アップの写真がなくてよくわかりませんが(汗)、幹には棘が多かったです。
葉は枝先に集まって互い違いに付いています。

直径3ミリ程の黒く熟した実が付いています。

北海道~九州の日当たりのいい山野に生えます。

ウコギ科の植物です。

カラマツ

昨夜から今朝まで雨が降っていました。
ルーバーの窓からしとしとと雨音が聞こえてきました。
冬の乾燥も一段落したかも・・。
実家の庭から最後に摘んできて洗面所に挿した、マサキの実が
はじけて、中からオレンジ色の種が顔を出していました。

さて、きょうは南木曽にあった「カラマツ」をお届けします。
日当たりのよい所に葉が美しく黄葉したカラマツが生えていました。
植えられたカラマツのようです。

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葉の付いた様子が唐絵(中国の絵画)のマツに似ているため、
カラマツと名付けられたそうです。

国産の針葉樹で唯一、落葉します。
なので、「落葉松」とも書かれます。

そういえば、北原白秋の詩歌がありましたね。

「落葉松」

からまつの林を過ぎて、
からまつをしみじみと見き。
からまつはさびしかりけり。
たびゆくはさびしかりけり。

日本の固有種で、本州の宮城、新潟県以南から中部山岳地帯に
自然分布するそうです。

古くなった松かさが木にそのままついており、黒っぽく見えています。
今頃は冬に備えてそろそろ葉を落としていることでしょう。

マツ科の植物です。

アカマツ

先日、銀杏を漬物石の上に乗せて殻に傷をつけ、封筒に入れて
レンジにかけ、殻をとり、アツアツのうちに翡翠色の銀杏を
いただきました。
ほろ苦さと甘味を感じることができ、満足、満足~^^v
ほんとは松葉でもあれば、それに刺してもっと風情があったで
しょうが・・。
ちなみに、銀杏は栗より、蛋白質や脂質や無機質、そしてビタミンAが
多いそうです^^。

さて、きょうは「アカマツ」をお届けします。
文字通り、幹が赤いのでアカマツ(赤松)と名付けられました。

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クロマツが「雄松」と呼ばれることに対して、より、葉が細く柔らかく、
手で触っても痛くないので「雌松」と呼ばれることもあるようです。

もっともよく見られる普通のマツで、北海道南部、本州、四国、
九州、屋久島に分布します。

また、マツタケはアカマツ林に生えます。

マツ科の植物です。