マルバノホロシの緑の実

朝から剪定の音がしています。
庭師さん5人にマンションの庭に入っていただいています。
木々の数が多く、桜や欅も数本ずつあるので、毎年、結構大変です。
日中、気温が上がり、蚊も出てきました。
でもお天気が良くよかったです。

きょうは林で出逢ったマルバノホロシの緑の実をお届けします。

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艶やかな緑の実でした。

もう少したてば、赤くなることでしょう。

「マルバノホロシ」がもっとわかる!
是非、過去記事も併せてご覧下さい。→マルバノホロシ

ヨメナ

住宅街を運転していたら、道を茶色っぽい鳥が横切りました。
静かに進んでチラリと見たら、白い斑点のある紋付鳥、ジョウビタキの
♂でした。もう冬鳥の姿を見る季節なんですね。

さて、きょうは・・森に行った時に見た「ヨメナ」をお届けします。
「嫁菜」という名は春の若葉が食べられ、秋に美しい花を開く
ことからムコナ(シラヤマギク)に対してヨメナと名付けられたようです。
山野のやや湿った所などで見かけます。
一輪しか咲いていませんでした。
すぐ横に蕾がありました。
お昼少し前に撮ったのですが、夜露?が残っていました。
開いてそう間もない花か・・瑞々しい花でした。

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葉は互い違いに付いて、短い柄があり縁には粗いギザギザがあり、
よく見ると縁には微毛があります。
表面にやや光沢があります。
淡紫色の花はノコンギクとよく似ていますが、葉はノコンギクの
ようにはざらつきません。

春の若葉は菜飯、あえもの、天ぷらなど食用にされるそうです。

花期は7~10月です。

本州(中部地方以西)、四国、九州に分布します。

キク科の植物です。

イヌタデの実

あちらこちらから、錦秋の便りどころか、はや、木枯らし1号が吹いたとか、
山が雪帽子を被ったとの便りも聞かれるようになりました。
今更ながら、日本列島の北と南では大違いですね。
こちら名古屋ではだいぶサクラやイチョウ、ケヤキなど色づいてきました。
先日、久しぶりに森に出かけました。
きょうはその時見た「イヌタデの実」をお届けします。

「犬蓼」と書きます。
「蓼酢」を作るヤナギタデ(本タデともいう)に対して役に立たない、
つまらないタデということで、「イヌ」を付け、「イヌタデ」と
名付けられたようです。
ヤナギタデの葉は非常に辛く、磨り潰して酢と混ぜて蓼酢を作るそうです。
また、刺し身のつまに使われるタデは、ピリッとした辛味のある
ヤナギタデの芽生えで紅蓼と言います。
私もベニタデ、大好きです。
そういえば、「蓼食う虫も好き好き」という言葉もありますね。

さて、イヌタデは秋に茎の先から穂を出し花を密に付けますが、
花よりもその後に見られるピンクの実が目立ちます。
私、この実を花か、蕾かとつい最近までそう思っていました(汗)。

下の写真では黒い実が写っています。↓

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高さは20~40センチ程です。
ピンク色の萼(花びらはありません)が実を包んでいます。
昔はこの粒々のピンクの実を赤飯に見立て、アカマンマとと呼んで、
ままごとの材料にしたものだそうです。
なかなか味のあるイヌタデの花は、道ばたや田んぼの畔によく似合います。
鮮やかな濃いピンク色の可愛い花、絵のモチーフにもいいかもしれません。
芸術の秋ですね♪

北海道~沖縄に分布します。

タデ科の植物です。