アキノエノコログサ

暑い毎日が続いていますが、皆様お変わりございませんか?
こちらはきょうも36度と連日の猛暑ですが、暦の上では昨日が
はや「立秋」。
お便りを書く時、きょうから「残暑見舞い」となりますネ・・。

ということで、きょうは「アキノエノコログサ」をお届けします。
「秋の狗尾草」と書きます。
まず、エノコログサとは、花穂が犬の尾に似ていることから、
犬っころ草が転じてエノコログサとなったそうな・・。
そして、エノコログサより花期がやや遅く、秋に咲くことから
アキノエノコログサと名付けられました。
ただし、開花は7月頃から見られます。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

近所の路傍や空き地に生えていました。

草丈は50~80センチ程。

花穂は長くて頭が垂れ下がっています。

葉の上面にまばらな毛があります(時に無毛)。

エノコログサよりも全体的に大型で、緑色のものが多いですが、
紫色を帯びるものもあるようです。

日本各地に広く分布します。

イネ科の植物です。

メマツヨイグサ

久々に雨降りの一日で涼しいです。
暑さから解放されて(^。^;)ホッ!

先日、里山へ出かける途中で出逢った「メマツヨイグサ」を
きょうはお届けすることにします。

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「雌待宵草」と書きます。
宵を待って花が咲くという事で名付けられました。

北アメリカ原産の帰化植物です。
明治中期に渡来し各地の道ばたや荒地、河原などで野生化したそうです。

葉は縁に波状のギザギザのある長楕円状披針形で先端は尖ります。

花は黄色で4枚のハートの形で花びらがあり径3~3.5センチ程でした。
花びらの間にはほとんど隙間がありません。
夜咲きで花が萎むと白橙色になります。

花期は6~9月。

全国に分布します。

アカバナ科の植物です。

★お詫び
昨日載せた「マツヨイグサ」は「メマツヨイグサ」の間違いでした。
誤りをご指摘いただきました平家蟹さん、有り難うございました。
ここに読者の皆様にお詫びし、訂正いたします。

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オトギリソウ

去る18日にここ名古屋も梅雨明けし、暑い毎日が続いて
いましたが、きょうは曇りがちで風もあり過ごしやすい一日でした。

さて、きょうは・・「オトギリソウ」をお届けします。
「弟切草」と書きます。
以前にコケオトギリをアップした時にお約束したように
きょうはこのオトギリソウの名の由来を・・。
昔、晴頼(せいらい)と名乗る鷹匠が鷹が傷つくとある薬草を
用いて治療していました。
人が尋ねても秘密にしていたのですが、弟がその秘密を人に漏らして
しまったので、とても怒り、弟を切り殺してしまいました。
その血しぶきが花や葉に点々と残ったという伝説により、
「弟切草」と名付けられましたとさ・・。
おぉこわっ!ヾ(≧Д≦*)ゞ
(w_-; ウゥ・・ もっと暑い日にお届けすべきだったかも?(笑)。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

名の由来はいと恐ろしけれども、花はとても可憐です。

黄色の花は径1.5センチ程。
葉は向かい合って付き、90度ずつずれて付いています(十字対生)。
草丈は30~60センチ程です。
山地の林縁で出逢いました。

7~9月に、茎頂に数個の5枚の花びらがある花を付けます。
雄しべは多数あり、雌しべは3つあります。
花とガクには黒点(黒い小さな点、油点)が入ります。

ガク片は5枚で狭長楕円形です。
葉は長さ3~5センチ程の広披針形で葉先は丸いです。
葉は無柄で黒点があり、縁には黒点が並びます。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

オトギリソウ科の植物です。

同じ科の植物の過去記事はこちら
コケオトギリ
キンシバイ
ビヨウヤナギ
トモエソウ

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