アメリカザイフリボク

晩春の暖かな日曜日でした。
ソメイヨシノは葉桜になりかけていますが、
まだ少し花が付いています。
マンションの花壇のチューリップがやっと咲き出しました。
今年はとてもゆっくりです。
午後からアロエを数鉢、半年ぶりにベランダへ出しました。

さて、2日程前、樹木に囲まれた喫茶店で白い花が咲いていました。
どこかで見たような花でしたが、思い出せず_(・_.)/ コケッ(^^;)
ご店主にうかがうと「ジューンベリー」とのこと・・。

きょうはこの、ジューンベリー、本名は「アメリカザイフリボク」、
をお届けしたいと思います。

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別名がジューンベリーです。
6月に実をつけるからジューンベリーというようです。
4月から5月にかけて白い花を咲かせます。
7月に実が熟し、濃赤紫色となり、甘くて美味しいそうです。
北アメリカ原産のザイフリボクの仲間です。
去年撮った在来種のザイフリボクと同じように、
白い5枚の花びらが印象的です。
葉は互い違いに付き、若葉は茶褐色がかり毛が密生しており柔らかい。

白い毛が密生するガク片5枚、雄しべ15~20本程、
雌しべの先は4~5裂しています。
花茎も白い毛が生えています。

耐寒性もあり、寒冷地向きの丈夫な落葉小高木です。

バラ科の植物です。

シキミ

お昼前、空模様が急変し強い雨が降って来て、
あわてて洗濯物を取り込みました。
昨日は分離帯のベニバナマンサクが綺麗に開花していました。

さて、きょうは・・
花がいっぱい咲いているシキミの花をお届けします。
画面左上に少しヤブツバキの赤い花が見えますが、
真ん中の木がシキミです。↓

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常緑小高木で光沢のある葉は互い違いに付きます。

透明感のある淡黄色の花は直径約2.5~3センチ程です。

花が密に付いていました。

細い花びらが十数枚付いていて、雄しべが多数あります。

シキミ科の植物です。

ブログ内過去記事はこちら→シキミの花
シキミの実

スイバ

マンションの染井吉野も昨日の雨上がりの風で、ハラハラと
散り急ぎ、そろそろ終盤となりました。
毎年のことですが、この後、枝垂桜、八重桜も咲いて散るまで、
なんだか心が落ち着かないのは、私だけでもなさそうです。

ひさかたの 光のどけき 春の日に
 静心(しづごころ)なく 花の散るらむ

確か、平安時代の『古今和歌集』紀友則の作でしたね。

昨日、街路樹の白のハナミズキがもう咲いていました。
ここ一週間ほど前からケヤキやアベマキの葉の展開が著しいです。

さて、きょうは人里の野原に群がって生えていた
「スイバ」をお届けします。

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「酢葉」と書きます。
茎や葉がシュウ酸を含んでおり噛むと酸っぱいことから
名付けられました。

新芽は食用になり、甘酸っぱい味。
味噌汁の具、甘みそあえ、おひたし、一夜漬、サラダ、
お茶、ジャムなどに利用するそうです。
茎葉にシュウ酸を含むため、一度にたくさん食べ過ぎない
ことが肝要です。

10センチ程の葉の基部が矢じり形で、茎の上部では
茎を抱いています。

雌雄異株です。

スイバのロゼットが紅葉していました↓。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

タデ科の植物です。