カモガヤ

ここ数日、爽やかなお天気が続いています。
アカンサスやチェリーセージも綺麗に咲いています。
デンドロビュームは終盤になってきました。

きょうは地味な「カモガヤ」に花が咲いていたので
紹介します。
「鴨茅」と書きます。
鴨茅は明治13年頃、俗名Cock’s foot grass のCockをDuckと
見違えたもので本来はトリノアシガヤとするところであろう
と、牧野新日本植物図鑑に書いてありました。
カモガヤは別名オーチャードグラスとも呼ばれ、
ヨーロッパから明治初期に牧草として渡来したものですが、
今では逸出して各地に帰化しています。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

イネ科の葉は上半分が葉身、下半分は葉鞘と呼ばれます。
葉身と葉鞘の連結部の内側、葉の付け根に扁平で薄い膜状の
付属物「葉舌」があるのが特徴です。
わかり辛い写真で申し訳ないのですが(^^;)
写真真ん中より、少し上、葉の付け根に上向きに付いている
白っぽい三角状のが「葉舌」です。↓

葉舌は1センチ程あります。

また、葉鞘の真ん中には稜があります。

花期は5~7月です。
ちょうど、花が咲いていました。

雄しべの白い花糸に黄色の葯が付いています。

 

あ、風が吹いてきました。

白いブラシのように見えるのが雌しべの柱頭。

カモガヤは花粉症の原因植物のひとつとなっています。
早速、退散ですε=ε=ε=ヾ(。>ω<。)ノ゙

北海道、本州、四国、九州に分布します。

イネ科の植物です。

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ウグイスカグラの実

先日、玄関のハランの鉢を覗いたら、実が数個できていました。

この前の週末に久々にフィールドに出かけました。
撮影には少し風があり過ぎたきらいもありましたが、
青い空に白い雲が浮かび、爽やかな一日でした。
ウグイスなどの声が聞こえ、色々な蝶やトンボの姿も見え、
ワクワクしました。

きょうはその中から「ウグイスカグラの実」をお届けします。
花には9年ほど前にめぐりあえたのですが、
実は今回初めてで・・とてもうれしいです。
ずーっと心のどこかに想っていると、ある日突然♪、
遇えるんですネ!
林の中を行くと、急に赤い実のようなものが
目に飛び込んできました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

最初、何かわからなかったのですが、連れ合いがいきなり、
口に含んで美味しいよ、甘い実だ!と言うので
私も食べてみました。
  
うん、♪甘~い!

帰宅して調べたら、ウグイスカグラだとわかりました。
落葉性の低木で、この木は1メートルちょっとの高さでした。
葉は向き合って付いています。

北海道、本州、四国の山野に分布します。

スイカズラ科の植物です。

併せて読みたい過去記事はこちら→
ウグイスカグラの花

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ハハコグサ

きょうも夏日で暑かったですね。
よく通る道に白っぽい花がいっぱい落ちていました。
アメリカキササゲの花でした。
上を見上げると、まだいっぱい咲いていました。
もう、花が咲く時期だったんですね~♪

先日、親戚の駐車場に車を停めたら、黄色の花が
目に飛び込んできました。
ひょっとしたら、ハハコグサ?と思って調べたら
ピンポ~ン当たり~!(*^-゜)vィェィ♪ 、でした!

きょうはこの駐車場のコンクリートの割れ目に咲いていた
「ハハコグサ」をお届けしま~す。
「母子草」と書きます。
春の七草の一つで御形(ごぎょう)とも言います。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

日当たりの良い荒れ地や道端に生え、
草丈は10~30センチ程です。
茎も葉も白い細かな毛に覆われていて
灰緑色に見えます。
葉は互い違いに付き、披針形、あるいは倒披針形、へら形で
長さ2~6センチ程です。
(右に見える力強い感じの葉はヒメジョオンの葉のようです。)
花は黄色で茎の先に集まって咲き、粒々に見えます。
そして、筒状花ばかりで成り立っています。

開花時期は4月~6月。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

キク科の植物です。