エゴノキの実

7月初めての日曜日、うっかりしている間に街路樹の
タイサンボクの花はもう終わってしまったようです。
玄関ではセンリョウの花スパティフィラムが咲いています。

きょうは「エゴノキの実」をお届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

長さ1センチ程の実です。
実に有毒物質サポニンを含み、その味が「えぐい」ことから
エゴノキと言うそうです。

その実をすりつぶし、川に流すと魚が麻痺して浮き上がる
ことから、昔は魚を取るために利用したとも言われています。

エゴノキの実には脂が多いことからヤマガラが好んで
これを啄むとのこと、また、実の表面には有毒のサポニンを
含んでいることを知っているのか、皮を剥いて実だけを食べる
という習性の話には、ちょっとびっくり!
ヤマガラ、頭いいね~!

エゴノキ科の植物です。

エゴノキの花のブログ内記事はこちら→エゴノキ

ボダイジュの花

先日、某美術館のぐるりを歩いていた時、黄色っぽい
小さな花がいっぱい舗道に落ちていたので、上を見上げると・・
大きな木に黄色い花が満開!
うわっ、見事!

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

ボダイジュの花でした!
まさに見頃!
きょうはこの「ボダイジュ」をお届けします。
「菩提樹」と書きます。
木いっぱいに花を咲かせているけれど、
手を伸ばして花を接写しようとしてもなかなか難しい。

中国原産の落葉高木で高さは10メートル程です。
幹はやや紫色を帯びた暗灰色とでも言おうか、
縦に割れ目が入ります。

葉は互い違いに付き、長さ5~12センチ、幅4~9.5センチの
三角形状で基部はハート形、縁に鋭いギザギザがあります。
葉表は濃い緑色、葉裏は灰白色です。
淡黄色の花を咲かせ、花房の元の部分に長さ5~12センチの
へら形の苞があるのが特徴です。↓

花期は6月。

シナノキ科の植物です。
(APG分類ではアオイ科)

ボダイジュの実の記事はこちら→ボダイジュ

エノキの若い実

先日、アーティチョークの花を
いただいたので花瓶に飾りました。
力強くエネルギーにあふれた花です。

さて、きょうはエノキの若い実をお届けします。
「榎」と書きます。
木偏に夏と書くエノキは、夏に涼しげな木陰をつくって
くれるという意味合いとか・・名の由来には諸説あるようです。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

高さ20メートルほどになる落葉高木です。
よく枝分かれして、樹冠は横に広がり、半円球です。

エノキは一里塚によく植えられた木です。
また、オオムラサキやゴマダラチョウの食葉で有名です。

葉は互い違いに付き長さ4~9センチ、幅2.5~6センチの
広楕円形で、厚くて両面ともざらつきます。
葉の先は急にとがり、基部は広い楔形で左右非対称です。
三主脈が目立ち、側脈はギザギザの先端には達しない。

実は直径6ミリ程の球形で、9~10月に赤褐色に熟し、
甘くて鳥に好まれるようです。

樹肌はこんなふうです。↓

本州、四国、九州、沖縄に分布します。

ニレ科(APG分類ではアサ科)の植物です。

<お知らせ >
本日、mushifab更新しました!
「まちがい蚊?」です。
ページ右上のバナー、☆むしふぁぶ☆よりお入りくださいm(_ _)m。