ヘンリーヅタ

朝から夏空の下、クマゼミの大合唱~♪
クズカンナフヨウの花が咲いています。
サンゴジュに薄赤い実が付いていました。
ベランダのキュウリも頑張って実を付けています。

さて、きょうは、行きつけの喫茶店の北側の入口
横で出逢った「ヘンリーヅタ」をお届けします。

つる性低木です。
つるは巻きつくタイプではなく、吸盤をもつ気根で、
寄りかかる物にくっつきながら登っていきます。

葉は5枚の小葉からなる掌状複葉で葉表の葉脈が
白っぽいのが特徴。
葉の縁にはギザギザがあります。

茎や葉裏は赤紫色を帯びています。

秋には紅葉するようです。

上の方を見上げると、花のようなものが目に
とまりました。
ツタの花は目立たない緑色です。

雄性期の花は花びらが5枚あり、雄しべ5本です。
ほどなく、花びらが反り返ります。
蕾と花↓

・・・

しばらくして、花粉を出しきり、花びらや雄しべが落ち、
雌しべだけの雌性期になります。

もう、実もできかけていました。
今、付いている緑の実は秋に熟すと黒くなるようです。
ただし、食べられません。

原産地は中国です。
花期は5月~7月です。
ブドウ科の植物です。

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☆本日、mushifab更新しました。
「キリギリス♀」です。
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オガサワラビロウ

昨日はとても暑い一日でした。
今日もかなり暑いですぅ・・(^^#);;
朝から庭にコシアキトンボが姿を見せています。
玄関やベランダの木立ベゴニアも次々と雄花から雌花に
変身しています(^^)。

さて、きょうは東山温室中央ヤシ室にある
「オガサワラビロウ」をお届けします。
小笠原諸島原産の15メートル程にもなる常緑高木です。
葉は掌状で深く切れ込んでいて、
径90~120センチ程にもなります↓。

幹は、葉柄が落ちた痕の環状模様が特徴です。
果期は1月頃。この写真も1月に撮りました↓。

艶々した深緑色の雫形の実がびっしりと付いています。
長径が3センチ程の大きな実です↓。

果肉は少なく皮の下はすぐ硬い種なので、人には食べる
ところがないらしいです。
小笠原諸島ではこの葉を「シュロッパ」と呼び、その
しっかりした繊維の葉を、屋根葺きなどに使っていた
そうです。
また、籠にも編んでいたようです。
ヤシ科の植物です。

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「コシアキトンボ その2」です。
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ビランジ

昨日9日は浅草の鬼灯市ですが、今年は中止だったそうです。
キョウチクトウ の花が数日前から咲き始めました。
花期も長く旺盛な生命力を持つ、これから本番の花ですね。

さて、きょうは植物園で出逢った「ビランジ」を
お届けします。

本州中部地方の高山の岩礫地に生える高山植物です。
葉は披針形で向かい合って付きます。
若い茎や葉は暗赤色を帯びます。
花は5枚の花びらで径3センチ程。

花柄は長く、ガクは円筒状です。
茎葉に短毛があり、花柄やガクに軟毛があります。
ビランジの学名は「Silene keiskei」ですが、これは
伊藤圭介という理学博士にちなみます。
花期は7~8月です。
ナデシコ科の植物です。

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「アゲハの4齢幼虫」です。
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