メハジキ

朝起きた時から、結構、雨が降っています。
鳥の声も聞こえません。

きょうは「メハジキ」を紹介したいと思います。
「目弾き(めはじき)」と書きます。
昔、子どもがこの茎をまぶたに貼って目を開かせて遊んだことから
名付けられたそうです。

この写真は去年10月下旬の午後4時半頃、林の縁で撮りました。↓
(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

次の写真は今年10月下旬のお昼ちょっと前、林道脇の崩壊地で
撮りました。↓

高さは1メートル程、茎はまっすぐ伸び、四角で、細かい毛が
生えていました。

上から見ると葉が十字状に出ていて、上の方の葉は細長く、
下の方の葉は3つに深く裂けていました。
下の方の葉↓

花は唇形で淡紅色でした。

黒い実が付いているのもありました。↓

花期に全草を刈り採り日干しにして乾燥したものは、益母草
(やくもそう)といいます。母の益になる薬草という意味があり、
中国では古くから子宝の薬草、婦人薬として利用されてきたそうです。
そう言えば、韓国ドラマ「イ・サン」にも益母草が出てきましたね^^。

本州から琉球に分布しているそうです。

シソ科の植物です。

マメアサガオ

先日のマルバアメリカアサガオのすぐ横に、それより小さくて白い
やはりアサガオのような花が咲いていました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

つる性の帰化植物「マメアサガオ」でした。
きょうは「マメアサガオ」をお届けします。

「豆朝顔」と書きます。
朝顔に似ているとても小さな花を付けることから名付けられました。

花は1.5センチ程の白い漏斗状の花で、先は浅く5裂し尖っています。

実になっていたのもありました↓

ガクが反り返っていました。

1950年代に北米より渡来したそうです。

本州中部以南の暖地に見られ、荒地や道端、河原等に
生育しています。

ヒルガオ科の植物です。

ヒナタイノコヅチ

きのうは台風のため、一日家に閉じこもっていました。
避難勧告も早々と出ましたが、幸い、避難せずに済み、
大きな被害はありませんでした。
今朝は台風一過の晴天ではなく、また雨が降りそうな気配も
していましたが、午後から強めの風が吹き、晴天になりました。

さて、先日、散歩途中の日当たりの良い道端で
「ヒナタイノコヅチ」を見つけました。
きょうはこの「ヒナタイノコヅチ」をお届けします。
「日向猪子槌」と書きます。

(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

普通にイノコヅチと呼ぶヒカゲイノコヅチよりも
がっしりした感じです。

草丈は50~80センチ程です。

茎は太く紫褐色を帯び、四角で毛が多いです。

葉は厚めで向かい合って付き、特に葉裏には
細かい毛があります。

秋になる実は苞(ほう)に刺があり、動物の毛や
衣服などに付着する「くっつき虫」になります。

本州~九州に分布します。

薬用にヒナタイノコヅチの根が利用されるようです。
ヒナタイノコヅチの根を乾燥したものを牛膝(ごしつ)といい、
漢方で使われるそうです。

また、新芽は天ぷらや和え物などにして食べられます。

ヒユ科の植物です。