ケカモノハシ

こちらは昼間とても暑かったです。ふ~(^_^;;)。
おかげで蚊も出て、蚊取り線香が大活躍。
まだまだ蚊取り線香は手放せません(*_+ )
また、きのう、早朝の空にコウモリの姿を見ました。
夜、コウモリが飛んでいるのを見たことは何度かあるのですが、
明け方見たのは初めてです。巣へ帰る前だったのかな・・。

さて、きょうは海浜の植物を紹介します。
海の砂地の植物にしては珍しく、背丈が高めの植物が一叢
生えていました。

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ケカモノハシでした。
「毛鴨嘴」と書きます。

花穂をアップ↓

花穂は1本に見えますが、その花穂を横にずらすと、あら、不思議!
このように2本に割れてしまいました。↓

指入り写真でごめんなさい^^;

それが鴨のくちばしに見えることから、カモノハシと名付けられました。
そして、毛が花穂はじめ葉や茎にも生えているので、ケカモノハシと
名付けられました。
この毛が潮風や乾燥から身を守っているのかな。

北海道から九州の海岸砂地に生えています。

イネ科の植物です。

コウボウムギ

ベランダのアマリリスがおとといから咲き始めました。
今年は花数が多いです^^。

きょうも知多半島で最大の海浜植物の群落がある海岸から
「コウボウムギ」をお届けします。

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「弘法麦」と書きます。
麦の穂のような形で、昔、この地下茎の節に残っている繊維を採って
筆を作ったので、筆ならば弘法大師ということで、名付けられたようです。

別名はフデクサとも言うそうです。

海岸の砂地に地下茎を伸ばして群落をなしているコウボウムギ。
砂地は塩分を含んでいるため、長い、時には数メートルもの
地下茎を伸ばしています。
砂山の切込隊長みたい・・これが生えると砂地が安定して、
他の植物も生えやすくなるそうです。
比較的広い砂浜にしか見られないようですが、年々、海岸が
工事などで削られてしまい数が減少しているそうです。

雌雄異株です。

写真は雌株です。
花の時期はもう終わっていたようです^^;
春4月の砂丘植物の春告げ花は”コウボウムギ”だそうです。

カヤツリグサ科の植物です。

ミズバショウ

随分お休みしてしまい、はや、ゴールデンウィークとなりました。
おととい、グリーンロードを走ったら、藤の花がそこここに
いっぱい見られました。
皆様はゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか?

きょうは豊田の湿地で見つけた「ミズバショウ」をお届けします。
「水芭蕉」と書きます。
水気の多い湿地に生え、葉が大きくてバショウの葉のようなので、
名付けられました。

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湿地の中に、これ一株だけ生えていました。

白い花びらのような部分は、じつは花ではなく、葉が変形した
ものだそうです。
仏像の背中にある光背のように見えることから仏炎苞(ぶつえんほう)
と呼ばれています。
花は真ん中にある黄緑の棒状の部分にあるようです。

葉は花の後に出ます。

低地では4~5月、高地では5~7月に開花します。

兵庫県以北の日本海側に分布するそうです。

サトイモ科の植物です。

*ここで皆様にお礼を申し上げます。
fabも先月で丸5年が過ぎ、この5月から6年めを迎えることができました。
ここまでやってこられたのも、皆様の応援があったからこそです。
本当に有難うございます。
そして、これからも応援よろしくお願い申し上げますm(_ _)m。