メリケンムグラ

昨日はツクツクボウシとミンミンゼミの声に誘われ、
植物観察してきました~(^o^)。
きょうは岐阜の湿地に群生していた「メリケンムグラ」を
お届けします。
北アメリカ原産の帰化植物です。
1969年に岡山県で発見されました。

革質の葉は広線形で向かい合って付き、
縁には細かなギザギザがあります。
茎は四角で、稜上に長毛があります。

白色の花は葉腋に付き、筒状で先が4裂しています。
花びらには微毛があります。
雌しべの柱頭は深く2裂し、糸状で花より突き出ています。
雄しべは4本あります。

実は長さ1センチ程で、若い実は毛が密生します。
先端にガク片が2個残ります。

花期は7~9月です。
東海以西の本州、四国、九州に分布します。
アカネ科の植物です。

★表題をクリックするとコメント欄が現れますので、
そこからコメントして下さいm(_ _)m。

☆本日、mushifab更新しました。
「カラスアゲハ」です。
こちらへもお立ち寄りいただけるとうれしいです(^^)。

イネの花

おとといの朝、窓を開けたらツウツクボウシの声が
聞こえてきました。今季は少し遅めの初鳴きでした。
1週間前に里山に出かけた時には盛大にツクツクボウシの
声が出迎えてくれました。
もう、夏休みも終わりですね。

きょうは里山で出逢った「イネの花」をお届けします。

イネの穂がすくすく育っていました。

近づくと・・
籾殻になる部分が開いて雄しべが飛び出ていました。


イネの花は花びらが無く、雄しべや雌しべを緑色の穎
(実ると籾になる部分)が包んでいるだけの地味な花です。


この写真を撮ったのは良く晴れた日で午前11時頃でした。
花が咲いているのは短い時間だけだそうで、ちょうどいい
タイミングだったようです。
穎の外に出た雄しべを残したまま穎が閉じ、その後、
穎の中に胚ができます。
初めはミルク状の胚が45日間程かけて固く熟していき、
穂がこうべを垂れ、黄金色に色づくと、いよいよ
収穫の時ですネ。
今年も美味しい新米を味わいたいものです\(^0^)/。

併せて読みたい過去記事はこちら→イネ

★表題をクリックするとコメント欄が現れますので、
そこからコメントして下さいm(_ _)m。

☆本日、mushifab更新しました。
「ハグロトンボ」です。
こちらへもお立ち寄りいただけるとうれしいです(^^)。

オオヤマサギソウ

今朝は秋風を感じ涼しかったです。
マンションのケヤキや緑の実を付けたカクレミノ
の木からアブラゼミやクマゼミの声がしますが、
数が減ったのか全盛期より少し勢いが落ちた気がします。
南側の庭ではアカトンボの姿も見えます。
さて、きょうは・・
夏の林内で出逢った「オオヤマサギソウ」を
お届けします。
「大山鷺草」と書きます。
草丈は40~60センチ程、
茎の上部に淡緑白色の花を多数付けます。

花茎には稜が少し見えます。
革質の葉は根元付近の2枚が大きいです。

花の中央部、小さくやや褐色に2個見えるのは葯です。
長い距も特徴的です。

正面から見た全体の花の感じは、人が両腕を左右に
広げて、やや肘を曲げたような感じです。
子房のねじれがよくわかります。

花期は7~8月です。
北海道、本州、四国、九州 に分布します。
ラン科の植物です。

★表題をクリックするとコメント欄が現れますので、
そこからコメントして下さいm(_ _)m。

☆本日、mushifab更新しました。
「オオヨツスジハナカミキリ」です。
こちらへもお立ち寄りいただけるとうれしいです(^^)。