ジガバチソウ

こちらでは、きのう入梅宣言があったところです。
最近、電線で仲間同士おしゃべりしたり、里山の水田すれすれに
低く飛び回っているツバメの姿をよく見ました。

きょうは、三日前に里山で撮った「ジガバチソウ」をお届けします。
「似我蜂草」と書きます。
花の姿を蜂にたとえてジガバチソウと名付けられたそうです。

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木洩れ日の射す林の縁で咲いていました。

高さ10~20センチ程でした。

ひとつの花の大きさは1.5~2センチ程でした。

ユニークな花姿です。

茎を抱くように、向かい合って付いた2枚の葉は長さ4~8センチ程で、
縁にはゆるいギザギザがありました。

葉の表には網目のような模様がありました。↓

葉の裏はやや白っぽくこんなふうでした。↓

また、茎を触ったら筋(稜)がありました。

北海道から九州に分布するそうです。

ラン科の植物です。

このジガバチソウの仲間には過去記事にあげたクモキリソウがあります。

ミヤマナルコユリ

きょうは、深山という名が付いていますが、里山でも見られる
「ミヤマナルコユリ」をお届けします。

「深山鳴子百合」と書きます。

北海道~九州の山や里山の林内に生えます。

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高さは30~60センチ程です。

葉に沿って左右に白い筒状の花が分かれて付きます。

葉の腋から細くて長い茎を伸ばして花を付けています。

花の先端はほんの少ししか開かず、すぼまっているように見えます。

茎は稜(筋)があり、触ると丸くなく角張っています。

葉裏は白っぽいです。

ユリ科の植物です。

コツクバネウツギ

ここんとこ、どんよりした空模様が続いていましたが、
朝から雨になりました。
きょうは「芒種」のようです。
芒(のぎ)のある穀類の種を蒔く頃とのことですが、年々、
田植えも早くなり、ひと月前にはもう済んでいる所も多いとか・・。
私も先月ベランダで、食用になる植物、ネギとシソを初めて
蒔いてみたら、数日前から四葉になっています^^v

さて、きょうは「コツクバネウツギ」をお届けします。

「小衝羽根空木」と書きます。
ツクバネウツギより花が小さいので名付けられました。

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葉は向かい合って付いています。

ガク片は2枚、あるいは3枚です。

橙色の編み目模様がある花の中には毛があります。

静岡、福井以西の本州、四国、九州に分布しているそうです。

スイカズラ科の植物です。