ミズトンボ

まだ、午後三時頃までは残暑が厳しいですね~^^;

きょうは、きのう湿地で写した「ミズトンボ」をお届けします。

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「水蜻蛉」と書きます。

高さは40~90センチ程でした。

別名はアオサギソウというそうで、サギソウと同じ仲間です。

1.5センチ程の花の色は緑白色でパッとしませんが、花びらの一部が
3裂して細い線状になり、十字架のようにも見えてとてもユニークです。
その形がトンボのようだと言うことからこの名が付いたそうです。

花の真ん中辺りには2つの褐色の部分があり、ここは
葯と呼ばれ花粉が入っています。

そして、葯の下から2本の角が出ているのがわかりますか?
ここは柱頭だそうです。

また、花の後ろ側から距と呼ばれる突き出た部分が伸びていますが、
先が球状に膨らんでいます。

葉は下の方に互い違いに付いていて、線のような細長い形です。

北海道~九州の日当たりの良い湿地に生えます。

ラン科の植物です。

マルバノホロシ

夏休み最後の土曜日(おととい)行った里山では、ウグイスに
代わってツクツクボウシの声がお出迎え~♪
アカトンボの類が写真を撮って!と寄ってきました^^。
森の中の道端では、赤、白、黄のミズヒキ類の花、ヤブランの
紫の花が多く見られました。
遠目に白くてふわ~っとした花は、近づいて見ると、
センニンソウの花でした。
ふと見ると、道端近くにマルバノホロシの花が咲いていました。

きょうは「マルバノホロシ」をお届けします。
「丸葉の保呂之」と書きます。
保呂之はヒヨドリジョウゴの古名だそうです。
丸葉というのは、ヒヨドリジョウゴの葉の形は3つや5つに裂けて
いますが、それに比べ、裂け目のない葉なので・・だと思います。

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葉は互い違いに付いています。

また、葉や茎に毛が無いのが特徴です。

淡紫色の花は開いて後ろに反り返ったものです。

もう、緑の実になっているのもありました。

秋には赤い実になるようです。
関東以西~九州の林縁に生えるつる性の草です。
ナス科の植物です。

*さて、ここで皆様にご報告いたします。
きょうの午前中にアクセス数が10万件に達しました。
これも皆様のおかげで、本当に有り難いことです。
この5月で5年目に入りましたが、まだまだ知らない植物があり、
きょうはどんな植物との出会いがあるか?と胸を躍らせています(#^.^#)
これからもぼちぼちとやっていくつもりですので、
どうかよろしくお願いしますm(_ _)m。

コバノカモメヅル

日中、まだ蒸し暑いですが、吹く風もどこか秋めいてきました。

きょうは「コバノカモメヅル」をお届けします。
「小葉の鴎蔓」と書きます。
カモメヅルより葉が狭いことからこの名が付いたそうです。
が、カモメヅルはまだ見たことがありません^^;

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つる性で、葉は向かい合って付き、直径7~9ミリ程の
暗紫色をした星型の花を付けています。
花びらは5つに細く深く裂け、先端はややスクリュー状に
捩れています。

白っぽい中央部のまわりには、花びらと同じ色の小さな
副花冠があります。
「副花冠」とは、花びらと雄しべの間にある花びらに似たもの
をいいます。

本州の関東地方、中部地方、近畿地方の山野の草原や湿地
に分布します。

ガガイモ科の植物です。