スズサイコ

朝からシジュウカラが何羽が姿を現し、盛んに囀っていました。
きのうは東濃地方に出かけました。
きょうはそこで出会った「スズサイコ」をお届けします。
「鈴柴胡」と書きます。

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全体がセリ科のミシマサイコに似て、花の蕾が鈴に似ているので
名付けられたそうです。
確かに蕾が鈴のように見えます^^。

細長い葉が向かい合って付いており、茎は細く、
直立して高さは50センチ程でした。

昨日は曇りで、撮影したのは午後1時頃でしたが、花は
あまり開いていませんでした。
いや、曇りのおかげでお昼間でも半開きになっていてくれた
と言うべきでしょうか・・。
帰宅して調べたら、花は早朝に開き、陽が当たると閉じるとのこと・・。

1センチ足らずの小さな花です。

北海道~九州の山地や平地の草原に稀に見られるようです。

ふだんは目につきにくく、花や実が付いたときは妙に目を引く植物です。

ガガイモ科です。

ガガイモ科は変わっていて面白いですヨ~\(^-^)/
よかったら下をクリックしてください。
fabの中のガガイモ科の植物↓

コバノカモメヅルブルースターフウセントウワタオオカモメヅル
イケマクサタチバナガガイモガガイモの種ガガイモの実

クチナシ

きのう、実家の庭のクチナシを切って生けました。
一輪でもいい香りを放っています。

きょうはこの「クチナシ」をお届けします。
♪くちなしの花の 花のかおりが
旅路の果てまで ついてくる・・・♪
「梔子」と書きますが、
名の由来は、実の口が開かないことから「口無し」とのこと・・。
そういえば、香水にもクチナシの香りのガーデニアというのが
ありますね・・。

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厚みのある花は最初、白ですが、しだいに黄色っぽく変色します。
上品で良い香りがあり、黄色になってもまだ匂っています。
また、合弁花であり、4センチ程ある筒状の花の先は5~7つに
分かれますが、普通は6つに分かれるものが多いようです。

黄色の雌しべは大きくて、花の真ん中に突き出ています。
その先は浅く2つに分かれています。

薄茶色の雄しべは花びらの間に、はめこんだように広がっています。

蕾は下の写真のようです。
葉はやや厚くて、光沢があります。
葉の裏はやや白っぽいです。

本州(静岡以西)、四国、九州に分布しています。

アカネ科の植物です。

過去記事はこちら↓

八重咲きクチナシクチナシの実

ちなみに、この一重のクチナシは実ができますが、
八重のは実ができません。

ムヨウラン

きょう、三ヶ月余りあった足場がとれ、開放感を感じました。
まだ修繕工事は続いているのですが、工事用のネットがとれて
本来の日差しが射し込んできたのは大きな喜びです。
午後から雨が降ってきましたが、雨の音の聞こえ方も違います。

さて、きょうは、去年エンシュウムヨウランを見つけた里山で、
先日見つけた「ムヨウラン」をお届けします。
「無葉蘭」と書きます。
午後の日差しの中で咲いていました。

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地味な色合いですが、黄色と紫が混ざったような複雑な花色です。

下唇は黄色の毛がびっしり生えており、周りは白で縁取られています。

本州(関東以西)~四国、九州に分布しています。

ラン科の植物です。