ウマノスズクサ

きょうは梅雨空が戻ってきましたね、蒸し暑いです^^;
朝から庭師さんが入っています。汗だくで、お疲れ様です。

さて、6月最終の日曜日、3年越しで願いがかない、
ウマノスズクサに出会うことができました^^。
「馬の鈴草」と書きます。
馬兜に似た葉を持ち、鈴のような実をつけることから
名付けられたようです。
(馬兜とは戦場に向かう馬の顔の正面に当てる防具のこと。)
田んぼの土手の草刈された所に幸運にも残っていました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

つる植物です。
葉は互い違いに付いて、長さ4~5センチ程でした。
花の大きさは2~3センチ程でした。

小さな小豆色の毛深い花は小型のチューバのようです。
花びらに見えるのはガクだそうで、紫褐色の部分に毛が生えています。

筒の部分は細く、薄い緑色をしています。
ガクの元は球形に膨らみ、この中に雄しべと雌しべがあるそうです。

関東以西~九州の、日当たりの良い、程よく草刈がされた野原の
土手や川の土手、林の縁に生えています。
蕾はこんなふうでした↓

名の由来となる実も是非見てみたいものです。

冬には地上部は枯れる草です。

その他、ジャコウアゲハの幼虫の食草です。

ウマノスズクサ科の植物です。

参考:過去記事→ オオバウマノスズクサ

アクシバ

森にくるんとカールした花びらが特徴の小さな花が咲いていました。
きょうはこの「アクシバ」をお届けします。
「灰汁柴」と書きます。
昔は、アクシバの木を燃やした灰で、灰汁を作って用い、灰汁柴と
名づけられたという説など諸説あるようです。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

高さ20センチ程、枝はよく分かれて水平に広がっていました。

乙女が頬を染めたような、初々しい花の蕾が見られました。

葉は互い違いについており、縁には細かいギザギザがあります。
葉の表面は毛があり、裏はやや白っぽくて無毛、網状の葉脈が目立ちます。

花は、深く4裂して、外側にカールしています。

雄しべや雌しべが長く突き出ています。

三代に亘るような写真も撮れました^^↓

九州~北海道に分布します。

ツツジ科の植物です。

コバノトンボソウ

きのうは夏至でしたね。
七十二候では乃東(だいとう)枯(かる)るというのだそうです。
乃東とは何か?と調べたら、漢方薬に用いられる夏枯草(かごそう)の
古名で、ウツボグサ(靫草)のことだそうです。
真夏8月頃に花穂が褐色に変わり、枯れたように見えます。

さて、マンションの足場がとれたせいか、コシアキトンボ がぐるぐる旋回
している姿が見られるようになりました。
また、先日の雨の日にマンションの階段でアオイトトンボの姿を見ました。
こんな所で見たのは初めてのことで、びっくりしましたヨ。
まだ、生まれたばかりのようで小さくて可愛かったです。

きょうはトンボにちなんで、東濃で見つけた「コバノトンボソウ」を
お届けします。
「小葉の蜻蛉草」と書きます。
小さい葉の蜻蛉に似た草という意味です。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

しっぽが上に跳ね上がっており、ちょうど暑い日にトンボがお尻を
あげてとまっている様子にそっくりですね^^。
コバノトンボソウはオオバノトンボソウに比べるとかなりスマートです。

日当たりのよい湿原に生え、高さは20~40センチ程です。
1つの茎に数個の花を咲かせます。
さらにアップで・・↓

北海道から九州に分布します。

ラン科の植物です。