タマアジサイの咲きかた

曇り空ながら、朝から蒸し暑いです^^;
窓の外、セミの大合唱がこだましています。
ベランダではデュランタとヘリオトロープが紫色の花を付けています。
昨日の朝、芳香のあるプリンセス雅子というバラが一輪咲きました。

さて先日のこと・・渓流の声を聞きながら、木陰でお弁当を
ひろげようとしたら、すぐそこにタマアジサイが開花していました。
タマアジサイといえば、以前にアップしたことがありましたね。

過去記事はこちら→タマアジサイの蕾

きょうはこの「タマアジサイの咲きかた」をお届けしましょう。

少し蕾がほどけかけてきました。
じつは正確にいうと、この蕾は、総苞(そうほう)といって、
葉の変形したもののようです。↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

更に咲き進んできましたよ↓

あっ、白い装飾花がたたまれているのが見えますね↓

本物の花は薄紫色の真ん中の花です。白い装飾花はニセ?の花。
ちなみに装飾花はガクが変化した物です。
玉のような蕾は花を包んだ包み(総苞)で、茶色になって枯れ、
5ミリ程の薄紫色の「本物の花」の蕾が、中から現れています。↓

本物の花が開いてきました。
花に比べて長い、薄紫色の雄しべを、たくさん伸ばしています。
よく見ると、先端が丸い薄紫のブラシみたい~♪↓

ヤマアジサイに似た装飾花を持つタマアジサイ、
雨上がりで美人度アップ~♪
遠目に見ると、ぼわぼわ~と煙って見え、ますます雰囲気満点^^。

なかなかあじわい深い不思議な花です^^。

トリアシショウマ

きょうは雨が降ったり止んだりで、とっても湿度が高く
まいりました^^;

さて、山の斜面の水が湧き出ている所に白い花が見えました。
「トリアシショウマ」でした。

きょうは「トリアシショウマ」をお届けします。
「鳥足升麻 」と書きます。
若芽がニワトリの足に似ていることから「トリアシショウマ」と
名付けられたそうです。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

葉の先は尾状に鋭く尖っています。
(写真上半分の濃い緑の葉の部分に注目))
そして、葉の縁には不揃いで鋭いギザギザがあります。

花はこんなふうでした↓

小さな花が長い茎にたくさん穂のように付いて、
その茎は枝分かれしています。
そして、先に行くほど細くなっています。
もっとアップで・・↓

私のカメラでは、もうこれが限界なので写真がいまいちですが、
花びらの先はスプーン形で雄しべやその葯も白いようです。

花に結構、虫が寄ってきていました。

名の由来となった春の若い芽は食べられるそうです。
一度、見てみたいものです。

北海道~本州に分布します。

ユキノシタ科の植物です。

クサレダマ

山の川岸の湿地に黄色い花が見えました。
近づいてみると「クサレダマ」でした^^。

きょうは、「クサレダマ」をお届けします。
「草連玉」と書きます。
マメ科の低木レダマ(連玉)に似ている(といっても黄色い花の色
だけのようですが)草の意味で、名付けられたそうです。
別名のイオウソウ(硫黄草)は花の色が硫黄に似ているから・・
とのこと。

 

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

丈は60~90センチ程でした。

直径2センチ足らずの花を付けています。

花びらが5枚に深く切れ込んでいますが合弁花です。

北海道、本州、九州の湿地に生えます。

サクラソウ科の植物です。