オオキツネノカミソリ

きょうで8月も終わり、夏休みもおしまいですね。
今年は特に暑い日が多く大変でした・・。

きょうは、おととい奥三河の山で出逢った「オオキツネノカミソリ」
をお届けします。

過去には東京の牧野植物園で撮った キツネノカミソリがありましたが・・。

さて、オオキツネノカミソリは、ほとんどがケヤキばかりの薄暗い林
の中で結構な数が咲いていましたが、残念ながら盛りを過ぎていました。
きっと盛りの頃は山全体がオレンジ色に輝いて見えたことでしょう。

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キツネノカミソリより花が大きく、キツネノカミソリの花と違って
雌しべや雄しべが花びらより長く飛び出ているのが特徴です。

また、ヒガンバナといっしょで、
花の季節には葉がなく、葉の頃には花は咲きません。

あっ、クロアゲハ?がとまりました。

関東地方以西の本州、四国、九州に分布するそうです。

ヒガンバナ科の植物です。

アカバナシモツケソウ

先日、1350メートルの山へ出かけた時、草原で
「アカバナシモツケソウ」が咲いていました。
「赤花下野草」と書きます。

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日差しはとてもきついのですが、暑さがカラッとしていて、
風が吹くと少し涼しく感じられました。

高さは30~40センチでした。

葉は掌状で3~5裂していました。

ピンク色の小さな5枚の花びらを持ち、茎は紅色でした。

本州(関東地方、中部地方)の 低山、山地、亜高山、高山に
分布するそうです。

バラ科の植物です。

タマアジサイの咲きかた

曇り空ながら、朝から蒸し暑いです^^;
窓の外、セミの大合唱がこだましています。
ベランダではデュランタとヘリオトロープが紫色の花を付けています。
昨日の朝、芳香のあるプリンセス雅子というバラが一輪咲きました。

さて先日のこと・・渓流の声を聞きながら、木陰でお弁当を
ひろげようとしたら、すぐそこにタマアジサイが開花していました。
タマアジサイといえば、以前にアップしたことがありましたね。

過去記事はこちら→タマアジサイの蕾

きょうはこの「タマアジサイの咲きかた」をお届けしましょう。

少し蕾がほどけかけてきました。
じつは正確にいうと、この蕾は、総苞(そうほう)といって、
葉の変形したもののようです。↓

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更に咲き進んできましたよ↓

あっ、白い装飾花がたたまれているのが見えますね↓

本物の花は薄紫色の真ん中の花です。白い装飾花はニセ?の花。
ちなみに装飾花はガクが変化した物です。
玉のような蕾は花を包んだ包み(総苞)で、茶色になって枯れ、
5ミリ程の薄紫色の「本物の花」の蕾が、中から現れています。↓

本物の花が開いてきました。
花に比べて長い、薄紫色の雄しべを、たくさん伸ばしています。
よく見ると、先端が丸い薄紫のブラシみたい~♪↓

ヤマアジサイに似た装飾花を持つタマアジサイ、
雨上がりで美人度アップ~♪
遠目に見ると、ぼわぼわ~と煙って見え、ますます雰囲気満点^^。

なかなかあじわい深い不思議な花です^^。