ハエドクソウ

きのうは午後からだんだん暑さがぶり返し、夜中まで最悪で
エアコンが切れると目が覚めてしまいました。
きょうは夕方6時を過ぎてもまだツクツクボウシがよく鳴いていました。
今は窓から涼しい風が吹いてきます^^。
今晩はよく眠れそう・・。

さて、きょうのお届けは去年から撮りためていた
「ハエドクソウ」です。
今年も林道の日陰に咲いていました。

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なかなか撮り辛い植物なので、何度も撮りましたが、
6月下旬から9月終わり頃まで咲き続けていました。

「蝿毒草」と書きます。
全体に有毒成分があり、根を煮詰めた汁で蠅捕り紙を作ったことから
名付けられたそうですが、この植物を煮出した汁をうじ虫殺しに
利用したことに由来するという説もあるようです^^;

高さ30~70センチ程、濃い緑色の葉は向かい合って付き、
葉の裏はやや白っぽく、縁にはギザギザがあります。

花はこんなふうに付いています↓

上部2裂、下部3裂の唇形の可愛い白い花です↓

茎には筋があり角張っていて、表面に細かい白い毛がありました。

9月になるとイノコズチのような5ミリ程の実を付けます。

これで獣や人の衣服などにくっつき虫となって、運ばれていきます。

北海道~九州に分布します。

ハエドクソウ科の植物です。

ヘリオトロープ

今年はあきらめていたシコンノボタンの花が一輪、
今朝咲いてくれました\(*^▽^*)/
昨夜は寝苦しかったのですが、今は涼しい風も吹いてきて、
やっと一息つけました(^。^;)ホッ!

きょうは、おとといまでベランダで花をつけていた
「ヘリオトロープ」をお届けします。

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葉は互い違いに付いています。
葉の表面は長短の毛がいっぱい付いています。
葉裏は葉脈上に毛が見られます。

1個の花は5ミリ程で筒形をしており先が5裂しています。

ギリシャ神話では太陽神に恋した女性が変身した花で
「太陽に向く」という意味のようです。
また、「ヘリオトロープ」という名は、花よりも香水としての
ほうが有名かもしれません。
紫色の花はとてもいい香りがします。
夏目漱石の「三四郎」に、ヘリオトロープの香水が出てくる
そうです(^^)

和名では「木立瑠璃草」と言います。

ペルー原産でムラサキ科の小低木です。

ミツモトソウ

何日かぶりに、やっと恵みの雨が降りました!
結構まとまった量が降り、朝方は蒸し暑かったのが、
少し涼しくなりました(^。^;)ホッ!

きょうは、オオキツネノカミソリを見に行く途中の
湿り気のある山道に咲いていた「ミツモトソウ」をお届けします。

「水元草」と書きます。
水の多い所に生える草なので「水元草」と名付けられました。

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葉は三つで一つの葉になり、縁にギザギザがあり先は尖っています。
茎や葉に毛が多いです。

茎の上に径1センチ程の黄色の花を付けます。

花びらの隙間にあるガク片は先が尖っています。

北海道~九州に分布します。

バラ科の植物です。