タチガシワ

土曜日にまた近江に行ってきました。
1000メートル程の山に登る予定でしたが、結局、今回は800メートル
までで断念しました(汗いっぱい)
50程の植物とリスやヘビ、ニホントカゲ、スジグロシロチョウや
アサギマダラ、ミソサザイやシジュウカラなど動物にもたくさん
出会いました。
しばらく、おつきあいいただければうれしいです。

きょうは「タチガシワ」をお届けしたいと思います。
「立柏」と書きます。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

山地の湿った場所にあり、高さは50センチ程でした。
茎は直立していました。

葉は向き合って付き、葉先が尖っていました。

花は暗紫色で多数が集まって付きます。
まだ、蕾が多いですが、もう開花したものも・・。

5枚の花びらに見えますが、アサガオと同じ合弁花で5裂しています。

本州、四国 に分布します。

ガガイモ科の植物です。

バイカモ

いつも通る道で、センダンの花が曇り空になじんで咲いていました。
雨が降ったり止んだりで、少し蒸し暑い感じもした一日でした。

さて、先週、思いがけず近江のバイカモの写真が撮れたので、
きょうはそれをお届けしたいと思います。

「梅花藻」と書きます。
梅の花に似た白い直径1~1.5センチ程の小花を咲かせる
ことから名付けられました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

民家の中を流れる湧き水の清流の中に、小さく白い花が
点々と水中で咲いていました。

水面から出て咲いているのもありました。

バイカモはずっと以前に柿田川で見たことがありますが、
清流でしか育たない水草です。

豊富な水量で、花も水中で泳いでいるかのようでした。

貴重な淡水魚である「ハリヨ」もいるそうですが、
それは見ることはできませんでした。

キンポウゲ科の沈水植物です。

ウマノアシガタ

今朝の金環日食、ご覧になられた方も多いことでしょう^^。

きょうは、太陽のように光る黄金の花、「ウマノアシガタ」を
お届けしたいと思います。
「馬の脚形」と書きます。
山麓の日当たりの良い湿った草地に生えていました。

 

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

草丈は30~50センチ程でした。

 

ほっそりとした茎に光沢のある黄色の花を付けます。

葉は掌状に3~5裂に切れ込んでいます。
最上部に付いている葉には柄がなく、基部まで裂けており、
細長い葉が5枚付いているように見えます↓

茎や葉、柄など良く見ると全体的に毛が多く、ガクには
フサフサとした長い毛があります。
少しわかりづらいですが、ズームしてご覧ください。↓

実が付いたものもありました。
二つ見えますね。↓

花の直径は1.5~2センチ程で、花びらは5枚でガクも5枚です。

キンポウゲの仲間には有毒植物が多く、ウマノアシガタも有毒です。

あっ、アブがやってきました。

クロハナアブの一種のようですが・・^^;
どなたか正しい名前がわかる方はいらっしゃいませんか?
教えていただけるとうれしいです。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

キンポウゲ科の植物です。