サツキヒナノウスツボ

時々通る道にある、アメリカキササゲの花が
せわしく落花していました。
きょうから6月ですね。

きょうは滋賀の山で出合った「サツキヒナノウスツボ 」をお届けします。
登山途中の道脇のやや日陰の湿った林で、トリカブトの
群生の中に、これを見つけました。

草丈は60センチ程でしたが、後ろへ下がることができず、
草体全体が撮れませんでした(泣)

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

葉は向き合って付いており縁にギザギザがあります。

茎には毛が多いです。

そうそう、「五月雛の臼壺」と書きます。
五月に咲く花の形から名付けられたそうです。

花色は暗紫色で地味ですが、花の形はなかなかユニークです。

風でブレてしまって見にくいですが、白っぽい雄しべと雌しべ
(雄しべの下の細い棒)が飛び出てるのがわかりますか。
もう、一枚!

ゴマノハグサ科の植物です。

お知らせ:
開花期と分布地域から考えて「サツキヒナノウスツボ」と訂正させて
いただきます。
開花期は5月頃。
分布地域は秩父・奥多摩の山地、中央アルプスの伊那側、伊吹山地(6/3fab)

ゴマギ

窓から見えるご近所の屋根に、この頃同じような時間にいつも、
カラスが止まっているのが気になります(笑)。
ベランダではデンドロビュームとシランが終わりがけで、
アイスバーグが蕾を持っています。

さて、きょうは山地の谷筋にあった「ゴマギ」をお届けします。
「胡麻木」と書きます。
葉を揉むとゴマのような香りがすることから名付けられました。

高さ7メートル程に達する落葉高木です。
この木は5メートル程でした。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

幹の樹皮は灰褐色でよく見ると皮目があります。

葉にははっきりとした葉脈があり、向かい合って付き、
長楕円形~倒卵形で縁にギザギザがあります。

また、葉の表面は濃緑色で光沢があり、裏面は白緑色で全体に
細かな毛が密生しています。

ガマズミに似た5個の飛び出した雄しべと1個の雌しべを持つ、
白くて小さい5裂した花を多数付け、花全体は円錐形になります。

関東地方以西の太平洋側、四国、九州 に分布します。

スイカズラ科の植物です。

ヤマシャクヤク

今朝、流し台で大きなムカデを発見!w(◎o☆)w
まぁ、そろそろお出ましになる時期ではありますが・・(^^;)
もうすぐ梅雨ですね・・山ではヒルが出る頃かと・・ヾ(≧Д≦*)ゞ

さて、\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/オイトイテ・・

5月の19日に山へ行った時、先週満開だったと聞いた
ヤマシャクヤクの花、、26日に行って、もはやあるまいと思って
登っていたら、なんとラッキーなことにまだありました(*^^)v

きょうは「ヤマシャクヤク」をお届けします。
「山芍薬」と書きます。
芍薬に似ていて山地に自生することから名付けられました。

茎の頂きに直径5センチ程の白い花を上向きに1個だけ付けます。↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

葉は2回3出複葉です。

花の中には、多数の雄しべの花粉目当てか?
アブやハエなどいろいろな昆虫がいっぱい集まってきていました。

バナナのような形のものは雌しべだそうですが、花が終わり子房が
膨らんで実になっているのも多数ありました。

雌しべ1個のもの↓

雌しべ2個のもの↓

雌しべ3個のもの↓

雌しべ4個のもの↓

以上、1~4個のものが見つかりました。
一般に3個のものが多いそうです。

明るい林や谷筋に生えています。

石灰岩の山によく咲きます。

関東・中部以西の本州、四国、九州に分布します。

ボタン科の植物です。