ウマノアシガタ

今朝の金環日食、ご覧になられた方も多いことでしょう^^。

きょうは、太陽のように光る黄金の花、「ウマノアシガタ」を
お届けしたいと思います。
「馬の脚形」と書きます。
山麓の日当たりの良い湿った草地に生えていました。

 

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

草丈は30~50センチ程でした。

 

ほっそりとした茎に光沢のある黄色の花を付けます。

葉は掌状に3~5裂に切れ込んでいます。
最上部に付いている葉には柄がなく、基部まで裂けており、
細長い葉が5枚付いているように見えます↓

茎や葉、柄など良く見ると全体的に毛が多く、ガクには
フサフサとした長い毛があります。
少しわかりづらいですが、ズームしてご覧ください。↓

実が付いたものもありました。
二つ見えますね。↓

花の直径は1.5~2センチ程で、花びらは5枚でガクも5枚です。

キンポウゲの仲間には有毒植物が多く、ウマノアシガタも有毒です。

あっ、アブがやってきました。

クロハナアブの一種のようですが・・^^;
どなたか正しい名前がわかる方はいらっしゃいませんか?
教えていただけるとうれしいです。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

キンポウゲ科の植物です。

ヤブデマリ

渓谷の林の縁で白い装飾花のある木を発見!
オオカメノキか?と思って近づいて見ると、どうも違うような?・・
連れ合いがヤブデマリかも?と・・。
帰宅して調べたら、大当たり!ヤブデマリでした^^v
きょうは「ヤブデマリ」をお届けします。

本州、四国、九州に分布し、沢などの水辺や湿り気のある
林の縁に自生する落葉低木です。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

縁にギザギザのある葉は向かい合って付いており、
はっきりとした葉脈があります。

そして、何といっても白い蝶々のような形の装飾花が目だち、
花柄もあります。

本当の花は真ん中にあるきなり色の両性花 (一つの花に
雌しべと雄しべが両方あるもの)です。

樹皮は灰褐色でまばらに皮目がありました。

スイカズラ科の植物です。

ハランの花と実

きょうは強い風で、玄関のベゴニアの鉢が総倒れになりました。
突風、竜巻に注意が必要とTVで叫んでいました。
波乱をよぶお天気で心配ですね。

さて、アップするのが大変遅くなりましたが、
実家で4月28日についにハランの花と実を見つけることができました。

まずは過去記事から→ ハラン

ハランの花は特に意識して見ないと目に入らないものなのだ
ということですね^^;

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

執念で(笑)ハランの葉を掻き分け、石ころをとったら、なんと
ドン・ピシャッ!花が見つかりました!!
よく見たら花二つの他、写真左の中央上には蕾?の枯れたの?も、
そして、写真上の方には見にくいですが、緑の実が見えかけています。

花は紫色、多肉質で直径2~3センチ程でした。
花びらは8つに裂け王冠状を呈していました。

回り込んで実を撮りました。
直径2~3センチ程の緑色の固い実でした。

そして、根元には薄茶色の固い種が数個落ちていました。

花のそばでアリとダンゴムシの姿を見ました。
調べたら、ハランの花はダンゴムシが花粉を媒介するそうです。

ハランは人知れず花を咲かせ、実を生らしていたわけですね。
人の生活に役立つ葉の陰に地味で変わった花・・
まさに不思議発見!でした^^。