ナツトウダイ

夜中に降った雨は朝上がり、午前中は曇りだったので散歩をしました。
シマトネリコやナンキンハゼの木に花が咲いていました。
そしてヤブミョウガの花も咲いていました。

きょうは滋賀の山の日当りのよい場所に生えていた「ナツトウダイ」
をお届けします。
「夏燈台」と書きます。
ナツトウダイは、夏と名前がつきますが春先に花が咲きます_(・_.)/ コケッ。
春、早く咲くところから「初(ハツ)トウダイ」が訛って
「ナツトウダイ」となったそうです^^;

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高さ30センチほどになり、葉は下の方は互い違いに
付いてます(上の写真、中央よりやや左下部分)。
また、その上の葉は、葉の中心から5本の茎を出して輪生となり、
またその上に2~3段向かい合った三角状の葉のようなもの(総苞)が
付いています。

総苞の上の花です↓

花は4~7月頃まで、薄緑色~紅色の小さな三日月(腺体)を4つ
背中合わせにしたように咲きます。
雄花と雌花が同居していて、花びらもガクもありません。
分泌物を出す三日月状の4つの腺体と雄しべと雌しべがあります。
雌花は受粉し、子房が垂れ下がっています。

雌花の花柱は3本あり、熟した実は、上を向きます。

北海道~九州の山地や丘陵に生えます。

トウダイグサ科の植物です。

クルマムグラ

日中、とても暑かったですね。
朝は植物への水遣りを最優先しました^^;

きょうは滋賀の山の湿った所に生えていた「クルマムグラ」を
お届けします。
「車葎」と書きます。
車輪のように輪生する葉にちなみ名付けられました。

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葉は柔らかく、普通は6枚が輪生するそうですが、
4枚のも見られました。

茎は四角で直立し、高さ10~20センチ程です。

葉の長さは1~3センチ程で先はピュッと尖っています。

花びらは4つに分かれるものが多いですが、5つに分かれるものも
あるそうです。

雄しべは4本です。

北海道から九州に分布します。

アカネ科の植物です。

ニリンソウ

ここ数日前から市街で植栽されたハマユウの白い花をよく見ます。
この季節、白色や青系の花が爽やかですね^^。

きょうは滋賀の山に咲く植物に戻ります^^;
滋賀の山に行ったのはかれこれひと月前、時々脱線するので(笑)、
そして、まだ調べがついていない植物もあり掲載がままなりません^^;
まことに遅れ、あいすみませんが、ご用とお急ぎでない方は、
もう少しおつきあい下さいませm(_ _)m。

さて、林の縁にポツポツと咲いてた「ニリンソウ」をお届けします。
ニリンソウといえば”ふたり~は二輪草~♪”というあの歌が
ありましたね^^。

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上から撮った写真です。
花の大きさは2センチ程です。ちょうど1円玉の大きさです^^。

ニリンソウといいますが、茎の先に1個、もしくは2個の花を
付けていました。
下の写真のは、1本は花がとれていましたが・・。

図鑑によると、4個まで花を付けることがあるそうです。

また、葉は3枚が輪生し、柄がなく、それぞれが深く切れ込んでいます。
そして、葉に、しばしば小さな班が入ります。

花びらに見えるのはガク片だそうで、5枚、もしくは6枚のがありました。

6枚のもの↓

図鑑によるとガク片が7枚のものもあるそうです。

白色のが多いですが、ピンク色がかったものもありました。

雌しべは多数ありましたが、実は数個しかできないようです。

北海道~九州に分布します。

キンポウゲ科の植物です。