マルバアメリカアサガオ

10月の声を聞き、すっかり朝晩は涼しくなりました。
友達の家の近くでゴンズイの赤い実がぬらぬらと光っているのを
見ました。
散歩の途中の道端で小さいアサガオのような花を見つけました。

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調べたら「マルバアメリカアサガオ」でした。
きょうは「マルバアメリカアサガオ」をお届けします。
熱帯アメリカ原産だそうです。
茎はつるになり、長さ数メートルになります。

空色の花は直径2~3センチ程でした。
しぼむとピンク色になるようです。

ガクは線形で5つに深く裂けて外に反り返り、ガクのすぐ下に
苞があります。

葉は心臓形で、長い柄があって互い違いに付いています。
丸い葉を持ち、葉など全体に短毛があって
ざらついています。

おまけ:こんなのもありました↓
(葉の真ん中からこんにちは~♪)

ヒルガオ科の植物です。

コマツヨイグサ

こちらは雨や雷のためか急に涼しくなりましたが、今は
クマゼミやアブラゼミが鳴いて、ちょっと蒸し暑いです。
皆様の方はいかがでしょうか?

きょうは夕暮れ間近な浜辺に咲いていた「コマツヨイグサ」
をお届けします。

「小待宵草」と書き、小型のマツヨイグサという意味です。
同じ仲間のマツヨイグサやオオマツヨイグサも、どれも帰化植物で、
日本に江戸~明治時代に渡来し、野生化して繁殖しています。
花の形や咲き方もよく似ています。

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が、茎が這う点が最大の特徴です。
その他、花が小さく、葉に変化が多くギザギザや羽状まであります。
また、生える場所は海岸か海岸に近い草地に限られ、
内陸で見ることはないそうです。

花期は5~11月 です。

本州、四国、九州、沖縄に分布する帰化植物です。

ハート形4枚の花びらを持つ花は径2~3センチ程と小さく、
しぼんだ花はやや赤味を帯びていました。

雌しべの先は4つに分かれているようで、雄しべは8本です。

そして、茎や葉に毛が多いです。

アカバナ科の植物です。

ハマゴウ

先日、急に思い立って海に行きました。
午後6時頃、海岸の砂浜に青紫色の花がいっぱい咲いていました。
わぁ~、まるで、青い絨毯が敷きつめられたかのよう・・。

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帰宅して調べたら、「ハマゴウ」でした。

海浜植物にはハマのつく名前のものが多いですね。
「浜栲」と書きます。

砂浜に生育する海浜植物なので、種が海流に乗って運ばれ、
本州、四国、九州、沖縄から中国、朝鮮、東南アジア、ポリネシア、
オーストラリア等、広く分布しているそうです。

波打ち際よりは少し高台の方に群生していましたが、だんだん
低い方へも、砂に埋もれながらも茎を伸ばし這っています。
一見、草のようですが、草ではなく、低木だそうです。

浜へ枝を伸ばすハマゴウ↓

葉の表は緑ですが、裏面には灰白色の毛が密生しており、
白っぽく見えます。

花は漏斗状で唇形をしており、合弁花です。
上唇は2裂し下唇は3裂しており、雄しべは4本、
雌しべの先は2裂しています。
そして、雄しべも雌しべも花の外へ突き出ています。

花の一部には白い毛が生えています。↓

実ができているのもありました。
実はガクに包まれています。

クマツヅラ科の植物です。

おまけ:
ここは中部国際空港(セントレア)が近いので、飛行機が
低空で飛んでいます。

浜辺にはハマゴウの他、帰化植物のコマツヨイグサも生えていました。
午後7時を過ぎてやっと日が落ち、だんだん暗くなり始めると、
コマツヨイグサが文字通り宵の中で、しだいにあちこちで、
開花し始めていました。

昨今、海浜植物の生息範囲はどんどん狭まっていると聞きます。
子供の頃、海水浴を楽しんだ砂浜はそのうちなくなってしまい、
それに伴い、海浜植物も・・・。
そうならないように、子子孫孫、この景色を守り伝えたいものです。