コンロンソウ

最近、ツバメが飛ぶ姿をよく見かけます。
すっかり梅雨空です。

さて、きょうも滋賀の山にあった植物の中から・・、
沢沿いにあった「コンロンソウ」をお届けします。

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「崑崙草」と書きます。

この花が咲いている様子を、中国の崑崙山に降り積もった白い雪に
見立てて名付けられました。

葉は長さ3~7センチほど、先が尖り、縁にはギザギザがあります。

この写真ではいくつか花が散ってしまったようですが、残った白い花を
見ていただくと、アブラナ科の特徴である十字花(4枚の花びら)です。

雄しべは6本、雌しべは1本です。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

アブラナ科の植物です。

エビネ その2

昨日、マンションの庭のケヤキの上で何やらギィーという声が・・
上を仰ぐと、コゲラがケヤキの樹皮を嘴で剥いでポイッと捨てている
ではありませんか。
ほどなく、もう一羽コゲラが現れ、これまたギィーとご挨拶。
夏にもコゲラは姿を見せてくれました(*^^)。
さて、マンションの木陰にはエビネが毎年花を咲かせてくれます。
今年は少し増えたようですが、咲いたのは5株ほどでした。
そのエビネは、5月中旬にはもう咲き終えてしまいましたが、
滋賀の山のエビネは5月下旬に咲いていました。

遅くなりましたが、きょうは滋賀の「エビネ」をお届けします。
下山途中の疎林の中で一株だけ咲いていたのを見つけました。

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「海老根」と書きます。
地下茎がエビのように見えるところから名付けられました。
エビネは野生蘭の代表的なものですね。
このエビネの高さは20センチ程でした。

何か虫が訪れていました。何虫かな?

味わいのある花で人気もあり、展示会ではよくエビネを見ますが、
こうして山で見る自生のエビネは格別です。

*マンションのエビネ→過去記事エビネ

よりアップで・・↓

見られたことに感謝(^人^)です。

日本原産です。

ラン科の植物です。

サツキヒナノウスツボ

時々通る道にある、アメリカキササゲの花が
せわしく落花していました。
きょうから6月ですね。

きょうは滋賀の山で出合った「サツキヒナノウスツボ 」をお届けします。
登山途中の道脇のやや日陰の湿った林で、トリカブトの
群生の中に、これを見つけました。

草丈は60センチ程でしたが、後ろへ下がることができず、
草体全体が撮れませんでした(泣)

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葉は向き合って付いており縁にギザギザがあります。

茎には毛が多いです。

そうそう、「五月雛の臼壺」と書きます。
五月に咲く花の形から名付けられたそうです。

花色は暗紫色で地味ですが、花の形はなかなかユニークです。

風でブレてしまって見にくいですが、白っぽい雄しべと雌しべ
(雄しべの下の細い棒)が飛び出てるのがわかりますか。
もう、一枚!

ゴマノハグサ科の植物です。

お知らせ:
開花期と分布地域から考えて「サツキヒナノウスツボ」と訂正させて
いただきます。
開花期は5月頃。
分布地域は秩父・奥多摩の山地、中央アルプスの伊那側、伊吹山地(6/3fab)