バッコヤナギ

父の三回忌等あって随分ご無沙汰してしまいましたm(u_u)m。

今、実家の庭にはボケや卯の花、ツツジが咲いて
バラや芍薬が蕾を持っています。

さて、fabもこの5月で9年目を迎えました。
ここまでやってこられたのも皆様のおかげです。
改めて感謝申し上げますm(_ _)mペコリ。
これからもボチボチやっていくつもりですので、どうぞよろしく
お願いしますm(_ _)m

さて、きょうは少し時期が遅くなってしまいましたが、
「バッコヤナギ」をお届けします。

4月初め頃の写真↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

「バッコ」の語源には諸説あります。
「バッコ」とは、東北地方の方言でお婆さんの意味で「婆ッコ」、
灰白色の尾のような雌花を老女の白髪にたとえたとする説。
「バッコ」はアイヌ語の老婦を意味するpakkoからきている。
「バッコ」とは東北地方でベコ=牛のこと・・etc.

また、別名は山に生えるネコヤナギという事から
ヤマネコヤナギとか、サルヤナギともいわれるそうです。

名の由来はこれくらいにして・・細長い葉が多い
ヤナギの仲間の中で、バッコヤナギは葉の幅が広いことと、
葉裏に白い毛が密生している点が特徴です。

また、普通、ヤナギの仲間は水気の多い場所を好みますが、
バッコヤナギは山麓や丘陵地帯の比較的乾燥した明るい場所に
生えるようです。

以下、4月終わりの写真↓

落葉高木で、高さ10メートル程になります。

雌雄異株で、4~5月頃、 葉に先立って開花します。

  

柔らかな綿毛が出ています。

新葉は黄緑色で、後に深緑色になります。
葉は互い違いに付きます。
葉の長さは8~15センチで少し厚みがあり、光沢もややあります。
葉の縁はゆるい波状のギザギザがあります。

若い枝の樹皮はやや灰色がかり、滑らかです↓

北海道(西南部)・本州(近畿以東)・四国に分布します。

ヤナギ科の植物です。

オオジシバリ

日曜のお昼、皆様いかがお過ごしでしょうか。
こちらは雨上がりの新緑が綺麗です。

湿った所に咲いていたタンポポに似た黄色の花、近寄って見ると、
タンポポではありませんでした。

帰宅して調べたら、「オオジシバリ」でした。
きょうはこの「オオジシバリ」をお届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

オオジシバリは、水田の畦など湿った場所によく生えるようです。

花の大きさが2.5~3センチ程とタンポポと同じくらいの大きさです。

写真の下部、へら形に見えるのが、オオジシバリの葉です。
長い柄があります。

そして、花の真ん中、黒っぽく見えるのは雄しべです。

北海道~九州に分布します。

キク科の植物です。

ケヤキの花

マンションの桜は3分~5分咲きです。

4~5日前からマンションのケヤキの様子が違ってきました。
新しい葉が出てきたようです。
いつもより早いようです。
皆さんはケヤキの花を見たことがありますか?
ケヤキの花は葉の展開と同時に開くと聞いていたので、
是非見たいと常々思っていました。
ケヤキは高木なので、見上げてもまず見えません(笑)。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

手に届く枝を引っぱって見たりすると、葉の付け根の
あたりに段状に付いた花を見つけることができます。
マンションの階段で、たまたまうまい具合に花の付いている枝が
見つかりました。

こんな大きな木に、こんなに小さな花をつけるなんて・・・
と思うかもしれませんが、ケヤキの花は風媒花といって、
風が頼りで、虫媒花のように目立つ必要がないのです。
花の大きさがわかるよう、指入り写真でお届けします(笑)

雌雄同株であり、新しい枝(本年枝)の基部に雄花が、
先端に雌花が付きます。

雌花は緑色、新しい枝の先の葉腋に付き、白い毛の密生した
2つに分かれた柱頭があります。

雄花も緑色、新しい枝の基部に数個、集まって付きます。
下の写真、左端の3個かたまって付いているのが雄花です。↓

4~5裂した花被(ガクと花びらが区別がつかないものをいう)の中に
4~6個の雄しべがあります。
雄しべの先端にある葯は2つの袋からなっています。

また、雌花と雄花の間にあった花は両性花でした。

私が写した写真は咲き初めで、雌花と両性花の柱頭が露出して
いますが、雄花と両性花の葯はまだ花粉を出していなかったようです。

ニレ科の植物です。