冬の玄関先の花

お久しぶりです。
まだ大寒前で寒さは当分続くのですね・・。
冬の林や森は、花がなく葉を落とした木々が多く寂しい感じですが、
よく見ると色々な形をした冬芽に出会えますね。
白くて細い毛がたくさん生えています。
木の芽が毛皮を着てじっと寒さをこらえているように見え、健気です。
早くあったかくならないかな~。
じつは一週間ほど前から数年ぶりに風邪で寝込みました。
インフルエンザではなかったものの熱も出て咳も出て・・。
もうだいぶいいのですが、まだフィールドには出かける気がしません。
でも、おととい、友達が持って来たシナマンサクの花を見たら
ちょっぴり元気が出て、今、スケッチ中・・^^。

過去記事はこちら→シナマンサク

さて、きょうはそんなこんなで在庫の中から冬の玄関先の花をお届けします。

寒さに強いガーデンシクラメンを・・

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おしゃべりなガーデンシクラメン(笑)

お洒落なハボタン

・・・

冬桜

今朝、洗濯を干していると急にチッチッと鳥の声が・・。
目をこらすと階下の庭の植木の陰に動くものが・・。
カメラを撮りに行って戻ってくると、ちょうど飛び去ってしまいました。
撮りそこなったものの、姿ははっきり見えました。
アオジのようでした。
初めて見ました~(*^^)v

その後、TVで日曜美術館を見ました。
いつもスタジオの花瓶の花に目がいくのですが、きょうは新春初めて
の放送だったせいか、より華やかな色使いでした。
花材は黄色の大菊と赤い実がいっぱい付いたイイギリの枝。
赤いつまみ簪のようなイイギリの垂れ下がった実が特に印象的でした。

過去記事はこちら→イイギリの実

放送内容は冨嶽三十六景でしたが、ご当地名古屋の、通称「桶屋富士」
と呼ぶ「尾州不二見原」も取り上げられ、興味深い内容でした。
ちなみにこの「桶屋富士」に描いてある富士は本当の富士山ではなく、
南アルプスの聖岳だったようです。

さて、やっときょうの本題、「フユザクラ」をお届けします。
公園でこの寒さの中、咲いている桜がありました。

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八重咲きなので十月桜と思われます。

本来、冬桜は一重ですが、十月桜も含めて秋から冬にかけて咲く
桜のことを総称して「冬桜」と呼ぶらしい。
そばに立て札があり、「冬桜」と書いてありました。

バラ科の植物です。

ツルグミ

おととい、久しぶりに丘陵地の雑木林に行ったら、林の縁に
グミの花が咲いていました。
ナワシログミか?と思いつつ、帰宅して調べると、どうも違って
「ツルグミ」だったようです。
「蔓茱萸」と書きます。

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半つる性の常緑低木です。

ふつう、枝にはトゲがほとんどないようです。

革質の葉は互い違いに付き、長さ4~8センチ程の長楕円形で、
葉の脇に1~4個ずつ、白っぽい花がまとまって付いていました。
まだ、蕾が多い枝↓

花びらは退化しており、花と見られるのは本当は
筒状の白いガクだそうです。
先が4つに分かれたガク筒の外側には、橙色っぽい
ポツポツしたような模様が全体に見られます。
また、ガク筒の内側は白色で、四角く開いた中には
雄しべが4つ、雌しべが1本ありました。

ひっくり返して撮りました^^;↓

花からは甘くいい香りがしていました。

開花している花の様子↓

葉の表は緑色でやや光沢があり、毛は無くつるっとしていました。

お次は葉裏↓

葉の裏は赤褐色というか、光の加減では金茶色にも見えます。
ルーペで見たら、葉裏全体に小さな黒っぽいもの?が点在し、びっしりと
短い毛のようなものが生えており、おぉ~っと思わず感嘆の声が・・(笑)。
これを専門用語では星状鱗片というそうです。
なんとか撮れたつもりですが、私のカメラではこれが限界です(泣)。。
葉裏のアップ↓

もう一度よく見ると、小枝も赤褐色で星状鱗片で覆われており、
ガク筒の外側のオレンジの模様がある全体も星状鱗片で覆われていました。↓

ツルグミとナワシログミの花は秋に咲きます。

本州(関東地方以西)、四国、九州に分布しています。

グミ科の植物です。