ヤマジノホトトギス

最近、メジロの集団が庭にやってきます。
可愛い声で鳴いて木から木へ移っていきます。
さて、きょうはヤマジノホトトギスをお届けします。←あれぇΣ( ̄□ ̄;)!?
メジロに関係ないの?(¬_¬)ジロッ (笑)
どうも すみませぇーん。(*^o^*);;

では、改めまして・・ヤマジノホトトギスは「山路の杜鵑草」と書きます。
花にある斑点が、野鳥のホトトギスの胸の斑点に似ていることから
「ホトトギス」と名付けられましたとさ・・。

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高さは30~60センチ程です。

葉は互い違いに付いて、楕円形で先は尖り、基部は茎を抱いています。

班紋がある葉もありました。↓

茎に毛が多いようです。

花の形はとてもユニークで、なぜだか?私には江戸時代の町火消しが使う
纏いのように見えてしまうのですが・・(笑)。

紫色の斑点のある花びらは、外3個と内3個の合計6個あり、
平たく開いています。
そり返らないようです。
また、内外の花びらの幅が違います。
花びらの基部は紫色が濃く見えます。
雌しべの花柱には斑点がなく、柱頭が3裂して、それぞれの裂片の先が
2裂しています。
そして、柱頭の先にだけ紅色の斑点があります。
よく見ると、雌しべから蜜のような液が分泌されているようです。
その他、雄しべは6個です。

花期は8~10月。

北海道~九州の里山や山地の林内や林床に生えます。

ユリ科の植物です。

メドハギ

ポストに投函しようと舗道を歩いていたら、ギンナンが踏みつぶされて
いました。上を見たらいっぱい実が付いていました。
すぐそばの藪にではマルバルコウソウとヒガンバナがコラボ。
ヤブガラシの花にな、なんとオオスズメバチ?コガタスズメバチ?が・・。
うわっ!と言いそうでしたが、そーっと静かに退散いたしました(汗)。。
怖くて~顔の下の突起の数など数えておられませんでした^^;;

さて、きょうは面の木峠に行く途中で出あった「メドハギ」をお届けします。
名の由来は、筮萩(めどぎはぎ)の略で、占いの一種である筮竹(ぜいちく)
を「めどぎ」といい、竹のかわりに、昔、メドハギの茎を使われた
ことからだそうです。

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日当たりの良い道路脇に生えていました。
茎の高さは60~90センチ程。
茎は直立してよく枝分かれし、全体の姿は逆さまに竹箒を立てたようです。
上から見たところ↓

茎はやや木質化し、稜があり伏毛があります。

葉はマメ科に普通の三出複葉(小葉3枚からなる葉)で、互い違いに生えます。
小葉はかなり細長く長さ2センチ程で、3本指を立てたようにも見えます。
小葉の先には芒状突起があります。
また、葉裏には白色の伏毛があります。

茎に沿って葉の脇にマメ科の特徴的な蝶形花を付けます。
6ミリ程の花は集まって付き、白地に紫色の斑紋があります。
先までびっしり花や葉が付くので、しなだれているのも見かけられます。
しなだれている枝のを撮りました。↓

あっ、キチョウの♂が止まりました。

北海道、本州、四国、九州に分布します。
痩せ地や法面の緑化に植栽されてもいます。

マメ科の植物です。

オトコエシ

皆様、おかわりございませんか?
きのうのように日中は夏日でも、さすがに朝晩涼しくなりましたね。
寝冷えにご用心!
この頃、あちこちで、うねるように萩の花が咲きこぼれる姿も
見られるようになりました。

きょうは日当たりの良い山野に普通に見られる「オトコエシ」を
お届けします。
「男郎花」と書きます。
オトコエシはオミナエシと違い、秋の七草でもなくあまり知られていませんが、
晩夏から初秋にかけて、山野で結構目立つ花です。

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林道の斜面に生えていました。
高さ60~100センチ程でした。
ロゼット状の根生葉も見られました。

葉は向かい合って付き、長さ3~15センチ程で、卵状長楕円形か羽状に
切れ込み、縁にはギザギザがあります。

白い花は直径4ミリ程で、5つに裂け、筒部は短い。
雌しべ1本、雄しべは4本。

花期は8~10月。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

オミナエシ科の植物です。