イヌエンジュ

先日の夜、歩いていたら、道に白い花が落ちていました。
見上げると、見たことのない木の花がいっぱい付いていました。
一枝手折るとソラマメのような臭いがしました。
帰宅して調べたら「イヌエンジュ」でした。
翌朝、撮影に出向きました。

きょうはこの「イヌエンジュ」をお届けします。
「犬槐」と書きます。

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落葉高木で、この木は10メートル程でした。

樹皮は逆光だったので黒っぽく撮れてしまいましたが、
実際は灰褐色で丸い皮目がありました。

葉は奇数の羽状複葉で互い違いに付いています。
小葉は3~5対で向き合って付いているものがほとんどでしたが、
途中から互い違いに付いているのもありました。

葉柄の基部は膨らんでいます。

葉の裏は毛が密生しており、白っぽく見えます。

ひとつの花は7~10ミリ程の淡黄白色の小さな蝶形花ですが、
これがたくさん集まって付いています。

花は遠目には穂状(すいじょう)に見えますが、じつは総状花序で、
長さ5~15センチ程のものを枝先に3~7個出していました。

撮影している間、たえまなくクマバチ(真ん中の黒っぽいの)や
虫が次々と花を訪問していました。↓

別名をオオエンジュと言うそうです。

北海道、本州(中部地方以北)の山地の林縁や川原、湿地に
自生するそうです。

日本固有種です。

マメ科の植物です。

パセリの花

「パセリ」と聞いたら♪山崎まさよし~?(°_。)?(。_°)?
(→o←)ゞあちゃーハズカシイ(/-\*)
それは セロリでした_(・_.)/ コケッ。

さて、滋賀の植物、じつはまだ残っているのですが、
あまりに時間が経ち過ぎてしまったので、勝手ながらまたの機会に・・
ということにさせていただきます。
すみませんがご了承くださいm(_ _)m

きょうは「パセリの花」をお届けします。
パセリは別名、オランダゼリ(和蘭芹)といいます。

料理の添え物としてよく使われていますね。
食べ残す人も多いですが、栄養価に富んだ野菜です。
多くのビタミンやカルシウム、マグネシウム、鉄、食物繊維、
葉緑素などもはいっているようです。

地中海沿岸原産ですが、わが国へは明治以降に入ってきたそうです。
古代ローマ時代より料理に用いられていたようで、
食中毒予防効果などもあります。

おなかが痛くならないようにと、私は幼い頃より母親に
パセリも残さず食べるよう言われて育ちました^^;

鮮やかな緑色と爽やかな香りのパセリは、世界で広く栽培されています。

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ところで、皆さんは「パセリ」は見たことがあっても、
「パセリの花」って見たことありますか?

私もこの度初めて見ました。

パセリの苗をベランダで鉢に入れて育てていたら、
急に茎がスーッと40センチ程に伸びてきて、緑色の何か
花の蕾のようなものが付いたのです。

しばらく気を付けて見ていたら、やはり花の蕾だったようで、
だんだん開いてきました。

淡黄緑色の小さな花を多数付けました。

花の大きさは直径2ミリ程です。

茎はこんなふうでした↓

セリ科の植物です。

ハクサンハタザオ

きのう、こちらでも梅雨明けが発表されました。
ここ2、3日入道雲も出て日中はうだるような暑さもあったので
さもありなん・・本格的な夏に突入です。
セミも早朝から激しく鳴いています。

きょうは滋賀の山の植物にもどって、「ハクサンハタザオ」を
お届けします。
「白山旗竿」と書きます。

石川県白山にちなむ名前だそうです。
「ハタザオ」とは、茎の先に咲く白い花を旗に、茎を竿に
見立てて名付けられたようです。

茎は細くて倒れやすく、全体が華奢です。
下に垂れていました。

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茎葉には細かい毛が生えています。↓

1センチ程の白い花で花びらは4枚、蝶のように見えます。↓

薄いピンク色の花のもありました

葉は茎を抱かず、葉の縁にはギザギザがあります。

写真下半分、花が付いている茎のところどころに、
数珠状にくびれた実が付いていました。↓

北海道、本州、四国(剣山)、九州(宮崎県)に分布するそうです。

花期は3~5月で、今頃、花は終わってしまっていることでしょう^^;;

アブラナ科の植物です。