バイカウツギ

車で近くの公園を通りかかったら、連れ合いが「あれっ?
バイカウツギじゃない?」と言うのです。
気になったので、後から一人でこっそり、もう一度現場に行き
確かめました(笑)。

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ヤブ蚊に献血しながら?いや、命がけでかゆみと戦いながら・・
写真を撮ってきました!!?(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッ

きょうはこの「バイカウツギ」をお届けします。
「梅花空木」と書きます。
花が梅に似ているから名付けられたそうです。

葉は柔らかな感触で、向き合って付いています。

葉の先は尖って、縁に突起状のギザギザがまばらにあり、
先が禾のようになっています。

テールベルト色の葉表は、ビロードのような感触で、
ルーペで見ると葉脈上にまばらに柔らかな白い毛が生えていました。

灰緑色の葉裏はこんなふうに葉脈が目立っていました。

葉裏は全体に白い柔らかな毛がびっしり生えていました。

径2.5~3センチ程の白い花びらがもう落ちかけているのもありました。

雌しべの柱頭は4つに分かれ、、ガク片の外側には毛が生えていました。

花びらは4枚。たまに5枚、6枚のもありました。
公園に植栽されていたので、園芸種だと思います。

本州(岩手県以南)、四国、九州の山地に自生するそうです。

落葉性の低木で、古くから庭木や生け花の花材としても親しまれていますね。

ユキノシタ科の植物です。

イキシア

きょうで5月も最後。
5月は一番いい季節なのに、私にとって今年は最低の5月でした。
半ば過ぎからひどい気管支炎を患い病床に臥せっておりました。
きょうは久しぶりの青空で、ナミアゲハやアオスジアゲハの姿も
見え、コシアキトンボのお出ましもあり、にぎやかでした。

さて、この5月にマンションの花壇で咲いた花をお届けします。

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最初、ヒメヒオウギズイセン(モントブレチア)か?と思ったのですが、
どうも様子が違います。
家にある植物関係の本やらネットやら総動員し、ワトソニアや
アノマテカ・ラクサかも?とか思ったのですが、やっとたどりつきました^^;
南アフリカ原産のIxia (イキシア)でした。

草丈は50~70センチ程あり、細い茎なので、
強い風には横倒しになってしまいます。
地際から平べったくて細長い線形の葉を出します。
葉の間から細い茎を出して、3センチ程の花を5~10輪程咲かせます。

花びらは6枚あり、花びらの真ん中には稜があります。

蕾はこんなふうです↓

このピンクの他、白、赤、黄、紫等の花色があります。

アヤメ科の植物です。

タガネソウ

きょうは気温が上がり、いろんな蝶が見られました。
ベランダのレモンの葉にアゲハ蝶が卵を産みつけようと?
さかんに来ていました。
アオスジアゲハが飛んでいるのも見かけました。
午前中はマンションの庭の春の大掃除もあり、掃除中に
ムカデやケムシ、ニホントカゲ等、いろいろ虫もお出ましに
なりました^^。

さて、きょうは「タガネソウ」をお届けします。
「鏨草」と書きます。
葉が鍛冶屋の使うタガネに似ていることから名付けられました。
里山のやや乾燥した道端に生えていました。
ネザサのあまり密生していない場所にまばらに群生していました。
4月20日の様子↓

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花穂の頂は雄性(雄花)、下の小穂はすべて雌雄性だそうです。

花茎は稜があって三角形でした。

スゲの仲間は普通、ススキのような細い葉を持ちますが、
タガネソウは例外的に葉の幅が広く1~3センチ程の披針形です。
気になったので再度出かけ、写真は5月4日のものです。↓
葉が黄緑色になり、大きくなっていました。
草丈は 10~40センチ程 。

基部の鞘は赤っぽくなっていました。↓

北海道、本州、四国、九州に分布します。

カヤツリグサ科の植物です。