アカシア フロリブンダ

近頃、雨がよく降りますね。きょうも雨。あすもどうやら雨らしい。
ソメイヨシノに替わって枝垂桜や八重桜が見られるようになりましたが、
この雨で少し精彩を欠いています。

さて、近所の某邸宅脇にシンボルツリーのように植えられたと
思われる木が、私の中では数年前からワカラン木として、
車窓から見るたびにずーっと気になっていました(^^;)。
ヤナギのように細い葉で、枝は風が吹くとなびいていました。
先日、いつもより少し黄色く見えたので、新芽がふいたのかな?
と思いながらも通り過ぎていました。
が、どうしても気になり、風の強い日でしたが決死の覚悟で(笑)、
間近まで行って見たら・・なんと!花が咲いているではありませんか?
花は薄い黄色でむしろ白っぽくも見えていました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

帰宅して調べたら、「アカシア フロリブンダ」でした。
アカシアの仲間だったんですね。
世界には約1350種のアカシアがあり、約1000種がオーストラリアで
発見されているそうです。
これは、オーストラリア東南部が原産のアカシアで、樹高が高く、
ブッシュ状に生長するそうです。
柔らかいクリーム色の花が穂状に咲くとのこと。

「ヤナギバアカシア」とも呼ぶようです。
ところで、「アカシア」は日本ではミモザという名前で販売されて
いることが多いとのこと・・ご存じでしたか?
ミモザといえばたくさんの小さな黄色のポンポン咲きの可愛い花で、
いつも心を明るくさせるイメージがありますが・・。
これはだいぶイメージとは遠く、渋~いですネ。

マメ科の植物です。

オオキバナカタバミ

庭のアオキの花
終わり間近になり、
近所のベニバナトキワマンサクの紅色の生垣が目立ってきました。
街路樹のハナミズキにも花が咲いてきました。
車で通った道では赤よりも白い花の方が
多かったです。

さて、先日の晴れた日に日当たりの良い道端に花の形といい、
葉の形といい、明らかにカタバミの仲間を発見!
長い茎の先に大きな黄色の花がめちゃ目立っていました。
私を調べて~といわんばかり(笑)↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

花びら5枚の花の直径は3~4センチほどあります。

雄しべが見えていますが10個あり、内側の5個は長く、
外側の5個が短いようです。

雨の日にまた見に行ったら、花は下向いて閉じていました。
気になったので調べてみたところ・・・、
「オオキバナカタバミ(大黄花片喰)」でした。
何、何?!葉には暗紫色の斑が入っているとのこと・・。
え~っ?!気付かなかったわ。
日を改めて、もう一度撮影しに行きました(^^;)。

ちゃんと入っていました(^。^;)ホッ!

ハート形の葉が3枚集まって一つの葉になっています。

南アフリカ原産の帰化植物で、明治時代に観賞用に持ち込まれ、
現在でも栽培されていますが、野生化しているものも多いそうです。

カタバミ科の植物です。

アメリカスミレサイシン

桜も雨の中、何とか入学式までもってよかったです。
桜の木の下は一面ピンクの絨毯が敷かれたようになり素敵でしたが、
今はソメイヨシノもほとんど葉桜になりつつあり、最後の花吹雪の
数枚が車の窓に名残をとどめているばかり・・。

さて、3日ほど前、街の閉鎖したレストランの前を通りかかったら、
すぐ前のコンクリートの割れ目にスミレを発見!

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

葉はハート形で縁にギザギザがあり、濃い緑色をしています。
距(きょ:横から見ると花の後ろに出っ張った部分)は太くて短めです。

花をアップにして見ると・・↓

花の周辺部の色は白く、中心部は青紫色の縦筋が四方に走っています。
この、白色の花びらで中心が紫色のものを”プリケアナ”と言う
のだそうです。

ビオラ・ソロリア (=アメリカスミレサイシン Viola sororia Willd.)は
北アメリカ原産で、 日本へは明治時代に渡来し、 逸出したものが
一部で野生化しているようです。

ご本家の北米ではよく栽培されている植物で、その名も
common blue violetと呼ばれ、北米の代表的なスミレだそうです。
イリノイ、ロードアイランド、ニュージャージー の3州では、
この花を州花にしているそうです 。

スミレ科の植物です。