ツクバネ

先日、一週間ぶりにジャケツイバラのあった場所を訪ねたら、
花はもう一輪も無くなっていました。
その後、久々に猿投山に向かいました。
今まで登ったことのないルートで行きました。
普段、運動不足なので結構こたえました(汗)。

きょうは猿投山で出逢った「ツクバネ」をお届けします。
「衝羽根」と書き、実が羽根つきの羽根に似ているので、
名付けられたそうです。

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高さ1~2メートル程の落葉低木です。
枝は多く分枝し、水平、やや垂れ気味です。

長さ3~7センチ程の葉は向かい合って付いており、縁には細かく
浅いギザギザがあり、先端は尾状に尖っています。

葉先に何やら緑のプロペラのようなものが付いています。
これが名の由来のツクバネの羽根か・・。

これは雌花でした。
雌花は枝先に1個つき、4枚の羽根のように見えるのは苞だそうです。

なおも、周囲のツクバネの木を見てまわると、先ほどとは違う花が
付いているのを発見!

小枝の先に淡緑色の4ミリ程の小さな花が付いていました。
また、若い枝は緑色ですが、古い枝は淡い灰白色です。
こちらの花が雄花でした。
木陰で少しボケ気味ですが、反り返った花びらの四角形の花には
ポツポツと白っぽい4個の雄しべが見えます。
隣には蕾の花も付いていました。↓

ツクバネは雌雄異株で、モミ、ツガ林に生える半寄生植物だそうです。

本州(関東地方以西)、四国、九州北部の山地に分布します。

ビャクダン科の植物です。

ジャケツイバラ

マンションのサツキもだんだん咲いてきました。

きのう3ヶ月半ぶりに、フィールドに出かけることができました(*^^)v。
矢田川の上流を車で走っていたら、黄色の花が目に飛び込んで来ました。
川岸の木に絡まって黄色の美しい花を咲かせていました。
車を停めて黄金色に輝くその花を撮りました。

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ジャケツイバラでした。
「蛇結茨」と書き、枝がもつれながらくねっているさまを、
ヘビがからみ合っている様子に見立てて名付けられたそうです。

つる性の落葉低木で崩壊地や河原等の日当たりの良い所に生えます。

葉は2回偶数羽状複葉です。

はっきりと名前はわかりませんが、いろんな虫が訪れていました。
真ん中あたりに花の雄しべにとまっている虫が見えますが、
ハチの一種かな?↓

それぞれの花が同じくらいの長さの花柄を持ち、多数の花が花軸に
付いている(総状花序)ことが、真上から見るとよく解ります。↓

じつは、5年前のちょうど今頃、安倍川に行った時にもジャケツイバラは
撮ったことがあるのですが、未アップだったようです_(・_.)/ コケッ。

ここに一枚アップしておきます。↓

花びらは5枚で、上側の1枚だけがやや小さく、その花びらの中央には
赤っぽい網目紋があり、雄しべは赤色を帯びています。
そして、枝にはカギ状の鋭い刺があります。

宮城・山形県以南の本州~琉球まで分布します。

マメ科の植物です。

おまけ?:撮りおえたとたん、何やら水辺に同じ黄色の色を持つ
小鳥の姿を発見!
キセキレイでした。
あわててカメラを向けましたが、ふられてしまいました~(^_^;;)。

エンドウ

昨日、マンションの庭でツバメを2羽見かけました。
マンションの庭でツバメを見たのは初めてでしたが、
先月の6日に車窓からツバメの姿を見ています。
明日から徐々にお天気は下り坂とか・・。

さて、きょうはエンドウ(豌豆)の花をお届けします。
これは白花品種です。

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数千年以上の歴史を持つ古い野菜「エンドウ」ですが、
私の中ではエンドウと言えば、みつ豆がまず頭に浮かびます(笑)。
みつ豆の豆はアカエンドウ(赤豌豆)です。

アオエンドウ(青豌豆)は煎り豆や煮豆、餡(鶯餡)などに
加工されます。これらは硬莢種(こうきょうしゅ)と言われます。

サヤエンドウは軟莢種と言われ、豌豆の莢がまだ柔らかい時に
摘み取ったものはキヌサヤ(絹莢) といいますね。
莢の中の若い豆はグリーンピースで、若い茎葉は豆苗ですね。

10年ほど前に「ツタンカーメンの赤エンドウ」を育てたことがあります。
父に5月の連休中に播くように言われ、そのようにした記憶です。
これは花も莢も豆も赤色でした。
この豆を入れて炊いたらご飯がお赤飯のように染まりました。
そういえば、今春は生タケノコを2回料理しましたが、
サヤエンドウの卵とじはまだ一度しかしていません^^;

マメ科の植物です。