マンサク

きょうは気温は高めだったけれどお天気はあまりよくなかったですね。
そんな中、街路樹のハクモクレンが次々と真っ白な花を
開花させていました。

さて、きょうは・・・
里山の尾根道に一本だけあった「マンサク」をお届けします。
黄色のリボン状の花が咲いていました。

(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

あいにくどんよりとした曇り空なので花の色が冴えず
イマイチですが、多分、マンサクだと思います。

山野に自生するマンサクは花の中央のガクの部分が明るい赤色を
しているのが普通だそうですが、ガクの色は変異があるそうです。

マンサク科の植物です。

ブログ内関連過去記事はこちら→
シナマンサク

アゼトウナ

きょうは、ここ名古屋の気温も低く、洗濯物も飛びそうな
強めの風が吹き、まさに冷たい冬の寒さですが、青空に
明るい陽が
さしているので救われます。

さて、大変お待たせしましたが・・、
予定の船には乗れなくなりましたが、次の船までの2時間半、
島の探検?でもしようということになりました。

この島も海岸植物が目立ち、
アシタバ
トベラの実
ツワブキ
がそこここに見られました。

海岸べりの崖にヤクシソウに似た黄色の花を見つけました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

連れ合いがアゼトウナかワダンのようだと申します。
私はその時、内心、なぜ畔になんか咲いてないのに??と
思っていましたが・・、帰宅して調べてわかりました。

「アゼトウナ」でした!
アゼトウナとは「畔唐菜」と書きますが、この「畔」は
田んぼの畔ではなく崖のことだそうです。
万葉集などでは「あず」や「あざ」は崖を意味してたそうです。
その「あず」や「あざ」が「あぜ」と転訛して「アゼトウナ」と
なったようです。
崖に生え、中国の菜に似た植物という意味になりますね。

アゼトウナは冬でも比較的暖かい海岸に生えます。

主に太平洋側の岩場や礫地、海岸に多いようです。

海岸べりの急斜面にも咲いていました。
肉厚の葉はロゼット状で、草丈は10センチ程です。

葉は互い違いに付き倒卵形でヘラ状で
縁には鈍いギザギザがあります。

黄色の花は直径1.3センチ程で花びらの先が
4~5つに切れ込んでいます。

図鑑には花期が8~12月となっていますが、暖冬のせいか?
この1月でも咲いていました。

強い潮風や塩害などもなんのその・・海岸の絶壁こそが
アゼトウナの住処なんですね。
たくましいですね~(^^)//””””””パチパチ。

本州(伊豆半島から紀伊半島)、四国、九州(大分県、宮崎県)に
分布します。

キク科の植物です。

ヨメナ

住宅街を運転していたら、道を茶色っぽい鳥が横切りました。
静かに進んでチラリと見たら、白い斑点のある紋付鳥、ジョウビタキの
♂でした。もう冬鳥の姿を見る季節なんですね。

さて、きょうは・・森に行った時に見た「ヨメナ」をお届けします。
「嫁菜」という名は春の若葉が食べられ、秋に美しい花を開く
ことからムコナ(シラヤマギク)に対してヨメナと名付けられたようです。
山野のやや湿った所などで見かけます。
一輪しか咲いていませんでした。
すぐ横に蕾がありました。
お昼少し前に撮ったのですが、夜露?が残っていました。
開いてそう間もない花か・・瑞々しい花でした。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

葉は互い違いに付いて、短い柄があり縁には粗いギザギザがあり、
よく見ると縁には微毛があります。
表面にやや光沢があります。
淡紫色の花はノコンギクとよく似ていますが、葉はノコンギクの
ようにはざらつきません。

春の若葉は菜飯、あえもの、天ぷらなど食用にされるそうです。

花期は7~10月です。

本州(中部地方以西)、四国、九州に分布します。

キク科の植物です。