ヤマトリカブト

昨夜、雨が降ったせいか?今朝はセミの声が聞こえませんでした。
なので、少し涼しくて助かります。

さて、きょうは「ヤマトリカブト」をお届けします。
「山鳥兜」と書きます。
この花の形を舞楽衣装の一つで楽人や舞い手が頭に被る鳥兜にたとえ、
名付けられました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

山の草地や林の縁などに生え、茎は斜上します。
葉は3~5深裂し、裂片はさらに細かく中~深裂しています。

花びらのように見えるのは、じつは、5枚のガク片であり、
一番上のガク片は、カブト形でもっとも大きく、横のガク片二つは
丸い形、下のガク片二つはやや細長い。
本当の花びらは、カブトの中にあるらしい。
残念ながら、外からはカブトの中までは見づらく、カブトを切り取る
などしないと見れなかったようです。

よく見ると、もう、実になっているのも
ありました↓。

あまりにも有名な毒草の1つです。
全草に強い毒性があり注意が必要です。

花期 は8~10月 です。

中部地方から東北地方に分布します。

キンポウゲ科の植物です。

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☆むしふぁぶ
本日、更新しました!きょうは「鳥」。

ケツユクサ

セミの声も一時よりも小さくなり、23日にツクツクボウシの
初鳴きを聞きました。
ベランダでキュウリの花が咲いています。
毎年のことながら、八月は盆の行事等で毎週お寺さんとご縁があり、
何かと気ぜわしい月です。
他にも用事が次々と湧いてきて、2日程前まで夏バテしておりました。

さて、きょうは・・里山で見つけた「ケツユクサ」をお届けします。
ツユクサの中でも苞に毛が多いものを、ケツユクサ(毛露草)と
呼ぶそうです。

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アップで見ると、なるほど、長く白い毛がフサフサと生えています。
横向き↓

そして・・
後ろ向き↓

花びらはツユクサよりも・・
幅広で逆ハート形です。

花期は6~9月です。

北海道~九州に分布します。

ツユクサ科の植物です。

アキノエノコログサ

暑い毎日が続いていますが、皆様お変わりございませんか?
こちらはきょうも36度と連日の猛暑ですが、暦の上では昨日が
はや「立秋」。
お便りを書く時、きょうから「残暑見舞い」となりますネ・・。

ということで、きょうは「アキノエノコログサ」をお届けします。
「秋の狗尾草」と書きます。
まず、エノコログサとは、花穂が犬の尾に似ていることから、
犬っころ草が転じてエノコログサとなったそうな・・。
そして、エノコログサより花期がやや遅く、秋に咲くことから
アキノエノコログサと名付けられました。
ただし、開花は7月頃から見られます。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

近所の路傍や空き地に生えていました。

草丈は50~80センチ程。

花穂は長くて頭が垂れ下がっています。

葉の上面にまばらな毛があります(時に無毛)。

エノコログサよりも全体的に大型で、緑色のものが多いですが、
紫色を帯びるものもあるようです。

日本各地に広く分布します。

イネ科の植物です。