マユミの花

ベランダのレモンにまたひとつ花が咲きました。
ナツメグゼラニュームの花も次々に咲いています。
シランの花はそろそろ終盤です。
五月も残すところ、一週間ですね。
あっという間に季節が移り変わっていきます。

先日、里山の林道を歩いていたら、ちょうど目の高さに、
たくさんの白い蕾が飛び込んできました。

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マユミの花の蕾でした。
きょうはマユミの花をお届けします。

葉は向き合って付き、先は尖り、基部は広いくさび形、
または円形に近い形です。
葉柄の長さは0.5~2センチ程。
葉の縁には波状の細かいギザギザあります。

よく見たら、ひとつだけ開いた花がありました。
画面、上の方四分の一程の真ん中に・・。

4枚の花びらを持つ白い花です。
目立たない淡黄緑色の花は径1センチ程。
花柄は短く5~7ミリ程。
雄しべは4本、二つに分かれ小豆色。

山地から低山の林縁に自生する落葉小高木です。

北海道、本州、四国、九州に分布します。

ニシキギ科の植物です。

過去記事はこちら→マユミ

アマドコロ

部屋の赤いコチョウラン、11月初めから次々と咲いては終わり
開いている花は数個のみ・・、あと、ずっと開かずじまいの蕾が
4つ残っていましたが、もうさすがに長いので、これで‎終わりかな
とあきらめかけていました。
ところがきのう一つ、そしてきょうまた一つ、蕾が2つ開きかけて
きました。うれしいことです^^。

さて、里山の林縁を歩いていたら、あらっ、白い花が目に付きました。
きょうはその花、「アマドコロ」をお届けします。

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「甘野老」と書きます。
根茎に甘味のあること、根茎の形がヤマイモ科のトコロ(オニドコロ)に
良く似ていることから名付けられました。
また、華道界で生け花によく生けられていますね。

茎は高さ30~60センチ程。
花は葉の付け根から1~2個ずつぶら下がっていました。

先が緑色を帯び反り返って開いた白色の筒状の花は長さ2センチ程。

花に先客がいました。
体長7~8ミリの黒い甲虫。
モモブトカミキリモドキの♂でした~^^v
ごめんね~、モモブトカミキリモドキ君!
どいてもらってありがと~m(_ _)m

葉は長さ6~11センチ程で、葉裏は白っぽかったです。

茎を指で触ると角張っているのがわかりました。
茎に稜(縦方向の筋状の出っ張り)があるのが特徴です。

北海道~九州の山野に分布しています。

ユリ科の植物です。

ヘメロカリス

大変ご無沙汰してしまい、すみませんでした~(汗)。
fabはこの5月で10年目を迎えました。
これもひとえに愛読してくださる皆様のおかげと感謝しております。
きょうからまた、どうぞよろしくお願い申しあげますm(_ _)m

さて、きょうは、先日咲いたヘメロカリス(去年11月に実家の庭から
持ってきたもの)をお届けします。
学名でもあるヘメロカリスの名前は、ギリシア語で「一日」を意味する
「へメロ」と「美」と言う意味の「カロス」の2語からできています。
花が一日しかもたないことから別名で「デイリリー」とも呼ばれます。
日本にはニッコウキスゲ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウが自生し、
古くから親しまれています。
それらが品種改良されてできた園芸品種を含めてヘメロカリスと呼びます。

冬の間、地上部は枯れてなくなりましたが、春になり、急に勢いよく
茎葉が伸びて来て、上向きに蕾が付いてきました。
初夏から夏にかけて1本の花茎から数個の花を付けます。

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画面右側に二つ蕾が見えます。

これは朝開いて夕方しぼむ「昼咲き」タイプです。

ユリ科の植物です。