イスノキの虫こぶ

だんだん寒くなり、あちこちの紅葉も見頃になってきましたね。
マンションのサクラの赤、ケヤキの黄、満更でもありません^^。
さて、きょうはサクラやケヤキの落葉樹ではなく、常緑樹ですが、
変わった名前の木を紹介します。
「イスノキ」です。
えっ?いすって椅子のこと~?
私もそう思ったひとりで~す(^^;)
残念ながら、違いますっ_(・_.)/ コケッ。
なんと「蚊母樹」あるいは「柞」と書くそうです。
語源はこちらをご覧ください→イスノキ

高さ20メートル程になる常緑高木だそうです。
この木はせいぜい数メートルでしたが・・。
樹皮はこんなふうでした↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

楕円形で厚みがあり、光沢がある葉が互い違いに付いていました↓

葉に虫こぶが付いていました↓

葉の面に小型の黒茶色のホクロのように隆起したものがいくつかと、
大きく肥大して何かの実のような形をしたものが付いていました。
やや白っぽい葉裏にも隠れるように虫こぶが付いていました↓

帰宅して「虫こぶハンドブック」で調べたところ・・
大型の虫こぶは判明いたしました。
でも小型のほうは決め手を欠くので今回はスルーします^^;
大型のものは、モンゼンイスアブラムシが作ったもので、
「イスノキエダチャイロオオタマフシ」のようです↓

大きいものは8センチ程にもなるようです。
これは6センチ程でした。
成熟すると木質化して硬くなり、内部が空洞となり、
笛として使えるようです。
残念ながら穴の写真を撮りそこねましたが、穴に唇を当てて吹くと
ひょうひょうと音が鳴るので、ヒョンノキとも言われるそうです。

このように「虫こぶといえばイスノキ」といわれるほど、
イスノキの虫こぶは有名だそうです。

本州、九州、屋久島に分布します。

マンサク科の植物です。

モミ その3

きょうはお天気がよく、猿投山も一層はっきりと見えます。
お彼岸の中日が悪天候で行けなかったので、きょうお墓参りに
やっと行ってきました。結構、人出があり駐車場も満杯でした。
帰りに、初めて平和公園を散策してきました。
草地には赤トンボがいっぱい飛んでいました。

さてさて、またモミの続き・・
葉の裏には2本の白色の縦線があり、この部分に気孔があるそうです↓

また、葉の先は丸いのですが、ルーペで見ると先端が真ん中で
へこんでいました。
まるで作り物のように見える葉は堅いのですが、触っても痛くありません。

おまけ:モミの小枝の写真↓

その他、モミは常緑の針葉樹で、諏訪大社の6年毎の「御柱祭」で
御柱として立てられます。
ちょうど今年行われましたね。

別名は「臣の木(おみのき)」と言い、これが変化して
「もみのき」になったという説もあり、他にも
風にもみ合うところから「揉む」を語源とする説、
萌黄が美しいからとする説など名の由来については諸説あるようです。

秋田県以西~屋久島に分布します。

マツ科の植物です。

モミ 

秋分の日のきょうはきのうと大違いのお天気で、
朝から雷雨となり、気温も大幅に下がりましたね。

さて、先回の続き・・
やや暗い社叢を歩いていたら、見上げるようなモミ の木に
出逢いました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

木のそばにこんなものが落ちていました・・↓

モミの実でした。
14センチ程ある、まだ若い実でした。
誰かが落としたんでしょうね。
松かさのようにそのままの姿で自ら落下することはないそうです。
また、こんなものも・・↓

実の一片かな?
あたりを見回すと、あちらこちらにこの鱗片が落ちていました。
モミの赤褐色の樹皮を確認しながら、リスのしわざかな?と
思いつつ・・、きょうはここまで・・m(_ _)mペコリ。
この続きは次回のお楽しみに・・(~_~;)