ヤシャブシ

♪咲いた、咲いた、チューリップの花が~♪
3日程前にマンションの花壇のチューリップが咲き始めました。
今、大規模な修繕工事が行われており、やや光不足もあるのか、
思ったより遅めの開花ですが・・。
黄色が6輪とアプリコット色2輪です。
まだ蕾が多いので楽しみです^^。

さて、きょうは「ヤシャブシ」をお届けします。
「夜叉五倍子」と書きます。
実が夜叉(ヤシャ)のように見える五倍子(ブシ)ということで
名付けられたようです。
五倍子は先回のキブシをご覧ください。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

山の林道ののり面に生えていました。
明るい崩壊地や、やせ地にもよく生えます。

高さは10~15メートル程の落葉高木です。

樹皮は灰褐色で、枝はよく分かれています。

アップにしてみました↓

葉は葉脈がはっきりしており、縁には細かいギザギザがあります。

実は1~3個上向きに付きます。

雌雄同株、雌雄異花です。
3月頃から葉に先立って花を開きますが、運良く、画面右上の枝先に
雄花が残っていましたね。
ヤシャブシの大きな雄花は、柄が無く、まるで丸々と太った毛虫?
みたい(笑)
もう終わって、ほとんどは枯葉の上などに多数落ちていました↓

本州(福島県以南)、四国、九州の太平洋側に分布します。

日本固有種で、西日本に多く自生します。

砂防用の植え込みにも利用されるそうです。

カバノキ科の植物です。

ヒノキ

きょうはこちらは雨が降り、しっとりとしたお天気です。
午前中、ベランダの植木の手入れをしました。
外に出しっぱなしのガーデンシクラメンも次々と花を咲かせ、
チューリップの芽もぐんぐん生長し、だいぶ葉が伸びてきました。

さて、きょうは木曽5木のひとつ、「ヒノキ」をお届けします。
ちなみに5木とはヒノキ・サワラ・ネズコ・コウヤマキ・アスナロ
をさします。
「檜」と書きます。
日本と台湾のみの分布だそうです。
日本では本州中部(福島県)以南~九州まで分布します。
大きいものは50メートルを越し、径2.5メートル程にもなるそうです。

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葉裏の白い気孔帯がY字状あるいは亀甲状になっているのが特徴です。

樹皮は褐色で、帯状に剥がれます。

乾燥した場所を好み、天然のものは尾根筋の岩場等に
見られるそうです。

ヒノキは、日本では高級建材ですね。
正しく使われたヒノキの建築では1000年を超える寿命を保ち、
とても耐久性が高いです。
樹皮も檜皮(ひわだ)葺として神社等に使われます。

ヒノキ科の植物です。

ボケ

きょうは、久しぶりに最高気温が二桁になるそうな・・?
暖かい日になりそうです^^。
実家にある「ボケ」に実が付いていたので、紹介しましょう。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

これは、庭に植えられた「ボケ」です。
日本に自生するボケは「クサボケ」といいます。

実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが
「ぼけ」に転訛(てんか)したとも、「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」
に転訛したとも言われるそうですが・・確かに実は瓜みたい?!

実は去年からの実だと思います。
花はいつもは3~4月に咲くのですが、気が早くもう咲いていました。

葉よりも先に花が開きます。
花の色は朱赤や淡紅。その他、白や白と紅の斑などがあります。

庭植えの他、盆栽にも使われますね。
中国原産で平安時代に渡来した帰化植物です。
暖地を好みます。

バラ科の植物です。