ヒメユズリハ

昨夜からの雨がそろそろ止んで、雲間から明るい日差しが
時々射すようになりました^^。
きょうは春のような気温になるとTVが言ってます。
美術番組ではモネをやっています。
気候が良くなるとどこかへでかけたくなりますが・・。

さて、島の植物、きょうは「ヒメユズリハ」をお届けします。
「姫譲葉」と書きます。
葉がユズリハより小さいことから名付けられました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

照葉樹林内に自生しますが、暖地の海岸付近に多く生え、
クロマツ、トベラウバメガシと共に海岸林を成す
大事な植物のひとつです。

このように海岸沿いの尾根など風の強い所では低木状であまり
大きくなりませんが、風の弱い谷や、やや内陸で育った
個体では高さは10メートル程にまで生長するそうです。

厚めの葉は互い違いに付き、枝先に集まって付きます。
長さ4~15センチ、幅2~6センチ程の楕円形です。
葉の網状脈がはっきりしています。
革質で表面は光沢があり、葉裏は淡緑色です。

葉柄は1.5~5センチ程と長く、このように紅色を帯びる
こともあります。↓

よく見ると上の方の葉柄の付け根あたりに、
赤っぽい冬芽が出てたようです。
ちゃんと写真撮ってくればよかったな~^^;;

本州(福島県以南)、四国、九州、沖縄に分布します。

トウダイグサ科の植物です。(DNA判定ではユズリハ科です。)

過去関連記事はこちら→
ユズリハ
ユズリハの実
ユズリハのある風景

ハドノキ

どんよりとした曇り空で、お天気は下り坂・・。
でも梅の花はどんどん開いてきています。

さて、、島の植物はまだ続きますヨ~♪

きょうはまたまた地味な木、「ハドノキ」をお届けします。
高さ4~5メートル程になる常緑低木です。
湿った林縁で見られたこの木は2~3メートル程でした。

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風が吹いて揺れてしまいました^^;。
長楕円状披針形で長さ 5~10センチ、幅2~4センチ程の葉は
互い違いに付いています。
葉先はやや長く尖っており、縁には鈍いギザギザがあります。

葉は3脈があります。
葉柄は紅紫色です。

本州(伊豆半島~紀伊半島南部)、四国、九州(南部)、琉球に
分布します。

イラクサ科の植物です。

ホウロクイチゴ

きょうは祝日でしたが、気温も二桁となり行楽日和でしたね。
近所でも梅が見頃でした。
午後、スーパーへ寄ったら、間近に迫ったバレンタインのチョコを
買い求める女性たちで賑わっていました。
チョコも気になりますが、私はイチゴがもっと気になります(笑)。
ちなみに先日行った某カラオケ屋さんの2月のマンスリースイーツは
イチゴでした~♪。

さて、きょうは、島で出会った「ホウロクイチゴ」をお届け
したいと思います。
「焙烙苺」と書きます。
「焙烙」は素焼きの平たい土鍋のことで、イチゴの形説と
葉の形説があるようです。

海岸近くの山地に生えていました。

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残念ながら、実は見られませんでしたが、葉は互い違いに付き、
長さ、幅とも 7~18センチ程の卵形でした。
フユイチゴによく似ていますが、より大きく、掌~顔の大きさです。
葉柄は2~5センチ程。
葉の縁は不揃いで鈍いギザギザがあります。
葉は厚く、表面は緑色で細毛が散らばっています。
ちょっとわかりにくいですが脈上に棘があるのがわかりますか?↓

葉裏は白褐色で、葉脈が網目状に浮き上がっています。
淡褐色の軟毛が密生しています。

つるは太く、淡褐色の毛が密生し、棘がまばらに生えています。↓

暖地の海岸近くの山地に生える常緑低木です。

伊豆半島以西~琉球まで分布します。

バラ科の植物です。