イヌガヤ

きょうは雛祭りでしたね(*^^*)
灯りをつけましょ、ぼんぼりに~♪
こちらは気温が14度近くに上がり、春の陽気になりました。
我が家のお雛様も、飾った桃の花もちょうど満開となり、
菱餅やお供え物を前にしてご満悦?!
私も女性の節句で、何となくウキウキ気分の一日でした(#^.^#)

先日の日曜日に森へ久しぶりに出かけました。
まだ、蝶や虫の姿は見られませんでしたが、ウグイスの地鳴きが
聞こえたり、エナガやジョウビタキに逢えました。

花はヤブツバキの他、アセビの花が咲いていました。
ショウジョウバカマは先駆けの一輪だけが花開いていました。
あとはオオイヌノフグリの花が一面に群生していて綺麗でした。

さて、黄緑色の花粉をいっぱい散らしていた「イヌガヤ」を
きょうはお届けしたいと思います。
「犬榧」と書きます。
榧(かや)に似ているが、さほど役にたたないという意味から
名付けられたようです。

高さ5~10メートル程になる常緑小高木です。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

緑色の枝の左右に2列並んで、長さ3~5センチで幅3~4ミリの
線形の葉がたくさん付きます。
葉は先が尖り、見た目は針のようで硬そうに見えますが、
触っても全然痛くありませんでした。

雌雄異株です。
これは雄株で雄花が咲いていました。
丸っこい雄花は葉の脇に集まり、直径1センチ程でした。
その下の葉の上には落ちた花粉がいっぱい!
まるで抹茶の粉のよう・・。↓

岩手県以南の本州、四国、九州に分布します。

イヌガヤ科の植物です。

ヒメユズリハ

昨夜からの雨がそろそろ止んで、雲間から明るい日差しが
時々射すようになりました^^。
きょうは春のような気温になるとTVが言ってます。
美術番組ではモネをやっています。
気候が良くなるとどこかへでかけたくなりますが・・。

さて、島の植物、きょうは「ヒメユズリハ」をお届けします。
「姫譲葉」と書きます。
葉がユズリハより小さいことから名付けられました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

照葉樹林内に自生しますが、暖地の海岸付近に多く生え、
クロマツ、トベラウバメガシと共に海岸林を成す
大事な植物のひとつです。

このように海岸沿いの尾根など風の強い所では低木状であまり
大きくなりませんが、風の弱い谷や、やや内陸で育った
個体では高さは10メートル程にまで生長するそうです。

厚めの葉は互い違いに付き、枝先に集まって付きます。
長さ4~15センチ、幅2~6センチ程の楕円形です。
葉の網状脈がはっきりしています。
革質で表面は光沢があり、葉裏は淡緑色です。

葉柄は1.5~5センチ程と長く、このように紅色を帯びる
こともあります。↓

よく見ると上の方の葉柄の付け根あたりに、
赤っぽい冬芽が出てたようです。
ちゃんと写真撮ってくればよかったな~^^;;

本州(福島県以南)、四国、九州、沖縄に分布します。

トウダイグサ科の植物です。(DNA判定ではユズリハ科です。)

過去関連記事はこちら→
ユズリハ
ユズリハの実
ユズリハのある風景

ハドノキ

どんよりとした曇り空で、お天気は下り坂・・。
でも梅の花はどんどん開いてきています。

さて、、島の植物はまだ続きますヨ~♪

きょうはまたまた地味な木、「ハドノキ」をお届けします。
高さ4~5メートル程になる常緑低木です。
湿った林縁で見られたこの木は2~3メートル程でした。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

風が吹いて揺れてしまいました^^;。
長楕円状披針形で長さ 5~10センチ、幅2~4センチ程の葉は
互い違いに付いています。
葉先はやや長く尖っており、縁には鈍いギザギザがあります。

葉は3脈があります。
葉柄は紅紫色です。

本州(伊豆半島~紀伊半島南部)、四国、九州(南部)、琉球に
分布します。

イラクサ科の植物です。