オオカナメモチ

街路樹のハナミズキ♪が次々咲いています。
クスノキも花を付けていました。
マンションの駐車場の上にあるケヤキもどんどん花を付け
樹液や花粉、花殻を飛ばし、車が黄色くなってしまい、
特にフロントガラスが覆われると
この時期、安全運転のため洗車は欠かせません(^_^;)
さて、きょうは「オオカナメモチ」をお届けします。
「大要黐」と書きます。
カナメモチよりも大きな葉と花を付けるので名付けられました。
暖地の山地に稀に生える常緑小高木で、
高さは 4~6メートル程、時には10メートルになります。
これは栽培品です。↓

緑の葉の中に赤い新葉があちらこちらに見えています。
厚手で光沢がある葉は、長さ10~20センチ程の倒卵形状
長楕円形で、互い違いに付いています。
基部は円形で主脈がはっきりしています。
側脈も見えます。

花はまだでしたが、多数の蕾が付いていました。
縁にはよく見ると棘状の細かなギザギザがあります。
2~4センチ程の葉柄があります。

樹皮は灰褐色~暗褐色で不規則にはがれます。↓

花期は4月中旬~5月中旬で、5枚の花びらがある白い花を
多数付けます。
実は球形で径6ミリ程、10月頃に赤く熟します。

本州(岡山県)、四国(愛媛県の宇和島)、九州(奄美諸島)、
沖縄(西表島)と限られた所に自生します。
バラ科の植物です。

アベマキの樹皮

2月になり、まだ気温が低く寒い日が続いていますが、
明るい日差しは1月のそれとは違います。
おとといのお昼間、日差しが少し暖かく感じられたので、
お花の苗を色々買いこんでしまいました。
おかげでベランダは色とりどりの花盛り~♪

窓から見えるアベマキの木が風に少し揺れています。
きょうは「アベマキの樹皮」をお届けします。

厚い樹皮は黒っぽい灰褐色をしています。

コルク層が発達して縦に不規則に割れます。

過去記事はこちら→アベマキ
アベマキの実と葉

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☆本日、mushifab更新しました。
「ヒヨドリ」です。
こちらへもお立ち寄りいただけるとうれしいです(*^^*)。

アカシデ

師走に入り、街はクリスマスやお正月用品が沢山並び、
何だかせわしない・・毎年のことではありますネ(^^;)。
忙中閑あり・・でいきたいですね。

さて、山の林の中を歩いていたら、ネジキのように幹が
ややねじっているよう(うねったような縦縞)に見えた
木に出逢いました。
でもネジキにしては幹も太く、下に落ちていた葉を見たら、
シデの類のようでした。
黄色の落ち葉だったので、イヌシデか?と思いましたが、
葉の形が違うようです。
調べたら、「アカシデ」でした。
きょうは「アカシデ」をお届けします。

「赤四手」と書きます。
シデとは花の垂れ下がる様子が、玉串や注連に
垂れ下がる紙(四手、あるいは紙垂)に似ているため。
また、アカは新葉が赤く、秋には紅葉するので
「アカシデ」と名付けられたようです。
樹肌の様子↓
(写真内をクリックすると→大きい画面に)

高さは10~15メートル程の落葉高木です。
樹皮は滑らかで、暗灰白色~暗灰褐色。
老木になると筋状に盛り上がります。↓

葉は互い違いに付き、長さ3~7センチ、
幅2~3.5センチの卵形または卵状楕円形。
秋に葉が黄色~橙色に色づきます。
向かって左は葉表、右が葉裏。↓

葉先が尾状に長く尖ります。
縁には不揃いの重なったギザギザがあります。
葉脈は葉裏に盛り上がります。
葉柄が長く、少し赤味を帯びます。
側脈は12本以下です。

11月初めの葉の様子↓

北海道、本州、四国、九州に分布します。
カバノキ科の植物です。