キョウチクトウ その2

昨日の朝、カクレミノにメジロの群団に混じって
シジュウカラの姿を見かけました。
また、昨日は午後から蒸し暑くなり、ツクツクボウシ
の初鳴きが聞かれました。いつもより数日早いような・・。

きょうは公園、グランド、工場等の周囲や幹線道路の
街路樹として植栽されている「キョウチクトウ」を
再度お届けします。
インド原産で、日本へは中国経由で江戸時代中期に
渡来しました。

葉が細長いところが竹に似、花が桃に似ているので
名付けられました。
花の基部が筒状で、先端が5裂平開し、スクリュー状に
なっています。
花の中央には雄しべが変形した副花冠のようなものがあり、
その中心に1本の雌しべがあります。

花期は6~9月です。
花色はこの赤の他、ピンク、白、オレンジ、黄があります。
一重咲きの他、八重咲き品種もあります。

★葉や花、枝、根、実の他、切り口から出る乳液、
周囲の土壌、生木を燃やした時の煙にも毒性があるので、
注意が必要です。

キョウチクトウ科の植物です。

過去記事はこちら→キョウチクトウ

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ヘンリーヅタ

朝から夏空の下、クマゼミの大合唱~♪
クズカンナフヨウの花が咲いています。
サンゴジュに薄赤い実が付いていました。
ベランダのキュウリも頑張って実を付けています。

さて、きょうは、行きつけの喫茶店の北側の入口
横で出逢った「ヘンリーヅタ」をお届けします。

つる性低木です。
つるは巻きつくタイプではなく、吸盤をもつ気根で、
寄りかかる物にくっつきながら登っていきます。

葉は5枚の小葉からなる掌状複葉で葉表の葉脈が
白っぽいのが特徴。
葉の縁にはギザギザがあります。

茎や葉裏は赤紫色を帯びています。

秋には紅葉するようです。

上の方を見上げると、花のようなものが目に
とまりました。
ツタの花は目立たない緑色です。

雄性期の花は花びらが5枚あり、雄しべ5本です。
ほどなく、花びらが反り返ります。
蕾と花↓

・・・

しばらくして、花粉を出しきり、花びらや雄しべが落ち、
雌しべだけの雌性期になります。

もう、実もできかけていました。
今、付いている緑の実は秋に熟すと黒くなるようです。
ただし、食べられません。

原産地は中国です。
花期は5月~7月です。
ブドウ科の植物です。

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オガサワラビロウ

昨日はとても暑い一日でした。
今日もかなり暑いですぅ・・(^^#);;
朝から庭にコシアキトンボが姿を見せています。
玄関やベランダの木立ベゴニアも次々と雄花から雌花に
変身しています(^^)。

さて、きょうは東山温室中央ヤシ室にある
「オガサワラビロウ」をお届けします。
小笠原諸島原産の15メートル程にもなる常緑高木です。
葉は掌状で深く切れ込んでいて、
径90~120センチ程にもなります↓。

幹は、葉柄が落ちた痕の環状模様が特徴です。
果期は1月頃。この写真も1月に撮りました↓。

艶々した深緑色の雫形の実がびっしりと付いています。
長径が3センチ程の大きな実です↓。

果肉は少なく皮の下はすぐ硬い種なので、人には食べる
ところがないらしいです。
小笠原諸島ではこの葉を「シュロッパ」と呼び、その
しっかりした繊維の葉を、屋根葺きなどに使っていた
そうです。
また、籠にも編んでいたようです。
ヤシ科の植物です。

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