ダイダイ

先ほど帰宅して窓を見たら、やっと猿投山が顔を出しました。
2時間ちょっと前まで、霧が出て、運転もし辛い状態でしたが・・。
道路の真ん中をセキレイっぽい鳥が歩いていましたが、
きょうに限ってカメラ携帯せず・・(泣)

きょうは「ダイダイ(橙)」を紹介します。

実が冬を過ぎても木から落ちずに、2~3年は枝に付いて
いることから「だいだい」と名付けられました。
名前が「代々」に通じることから縁起の良い果物とされ、
鏡餅等の正月のお飾りに用いられますね。

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ヒマラヤ原産で古くに中国から渡来した常緑樹です。
厚い葉は互い違いに付いています。
柄には翼があります。

酸味や苦味が強いため、直接食べるよりも、マーマレードや
ポンズ調味料として利用されます。

また、実の皮を乾燥させものを橙皮(とうひ)、未熟果実を
乾燥させものを枳実(きじつ)といい、漢方として利用されます。

ミカン科の植物です。

そういえば、さっき友達からもらった柑橘は甘夏?はっさく?
少ししたら、また出かけねばなりませんので、帰ってきてから
とくとお味見することといたしましょう^^。

タラヨウ

明け方、強い風の音で目が覚めました。
今は雪が舞っており、もう屋根も地面も積もりかけています。
世界的な寒波の影響か?・・
暖かい部屋の中ではベゴニアやセントポーリア等が、色とりどりに
咲いています。

さて、きょうは「タラヨウ」をお届けします。
「多羅葉」と書きます。
写真の木は高さ3メートル程でした。↓

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中部地方以西の本州太平洋岸、四国、九州の山地に分布します。

実は径6~8ミリの球形で赤く熟します。

葉は大きくて厚く、長さ20センチ程のものもあります。
日当たりの良い所では葉の長さは短めで、日当たりの悪い所の
葉は細長いです。

葉の縁には鋸歯があり、葉の裏は白っぽいです。

こんないたずら書きがありました^^;

何か尖ったもので葉の裏に字などを書くと、やがてその部分が黒くなり、
浮き出てきます。
私も一枚拾って、久々にラブ・レターを書いて実験してみましたよ~(笑)
はい!確かに黒くなりました~♪

「葉書の木」とも呼ばれるんですよ。

モチノキ科の植物です。

トウネズミモチ

さて年が明けてはや、あすは「七草」ですね。
皆さん、お正月にはお餅をたくさん食べましたか~♪
きょうはモチはもちでもお餅ではない「トウネズミモチ」という
木を紹介します。(*^^)
「トウネズミモチ」=
唐(中国)原産の ネズミ・・鼠のフンに似た実をつける モチ・・
葉がモチノキに似た木 ということです。

それはケータイ屋さんに行った帰り際、駐車場のすぐ横で見つけました。
実が見事に鈴生り状態の「トウネズミモチ」↓

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花や実がネズミモチに比べて非常に多く、枝もたわわに実が付き、
樹木全体が青黒く見える程です。

トウネズミモチの実(ネズミモチより大きめ)のアップ↓

トウネズミモチの向き合って付いている葉はネズミモチよりやや大きく、
全体的には葉脈が目立ち、特に下1/3の主脈(真ん中の筋)はネズミモチ
に比べてよく目立ちます。↓

さて、この木は公園や街路樹、路側帯などによく植栽されていますね。
ちょっと調べてみたら、こんなことが↓

トウネズミモチの実はヒヨドリ等の鳥によっていろいろな所に散布され
ますが、この実は、様々な耐性を持ち成長も早い特性があるので、他の
植物に覆いかぶさったり、在来のネズミモチ等にも影響を及ぼしかね
ないこと。
それによって異質な植生景観の形成、都市生態系の更なる悪化を招き、
自然に大きな被害をもたらすことが予測されるそうです。
また、地球温暖化のために、今まで生育できなかった場所へ広がること
も考えられるそうです。
今後、トウネズミモチの拡大を防ぐには、まずは植栽などへの使用を
止めることが第一で、それから逸出した個体の駆除や、既に植えられて
いる個体の伐採、また、その枝を伐採することにより実を作らせない
管理をしていくことが必要だそうです。

う~ん、なかなか難しい・・。
トウネズミモチを植えたいと思ったら、是非一度考え直すことも必要と
いうことでしょうね。

中国原産の常緑樹で、モクセイ科の植物です。