クチナシの実 その2

部屋の中では2月終わりからソフィー・セシール等の木立ベゴニアや
スタンフォード・ミニチュア等の根茎性ベゴニアが咲いています。

きょうは久々に本来の植物の話題をお届けしますね^^。
実家の庭のクチナシに、たくさん実が付いているので
「クチナシの実」を再度ご紹介いたします。

名前の由来は、実の口が開かないことから「口無し」と名付けられました。
日本と中国に自生します。

6月から7月にかけて咲く花はこちら→クチナシ

純白の花びらはだんだん黄味を帯び、最後はしなっとして茶色くなって
しまいますが、香りは最後までしっかりと残っています。
そして9月中旬~11月頃に橙色の実を付けます。
写真は1月に撮った実家のクチナシ↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

特徴のある長くのびたガクと6角に角ばった実の形→クチナシの実

乾燥した実は、古来より着色料として栗きんとんやたくあん漬け等に
利用されてきました。

また、私の住む名古屋ではこのクチナシで色を付けた黄色の
強飯(おこわ・こわめし)の上に黒豆を載せたものを
「きいはん(黄飯)」、または「きいおこわ」と言って、
端午の節句にこれを食べます。
市内の和菓子屋でも5月の節句になると店頭に並べています。

朱赤のクチナシの実で本当に黄色に染まるのか?と早速実験!
クチナシの実を破ると、実の中には種がたくさん詰まっており、
ねっとりとしていました。
この種を白い器に入れ、水を注いだら、あっという間に黄色の水に
なりました!時間が経つと黄色が濃くなりました。
そこで、きょうはサフランライスではなく、クチナシで染めたライスで
カレーライスを・・ということになり、お米3合にクチナシ1個で
御飯を炊いてみました。↓

これにカレーをかけていただきました^^。

その他、クチナシの汁を染料として布を染めたりもするようです。

また、漢方では「山梔子(さんしし)」と呼んで生薬として使われます。

アカネ科の植物です。

センダンの実 その2

2月半ばに入って川べりを歩いていたら、歩道にいっぱい実が落ちて
いるのに気づきました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

何だか豆まきの大豆に色や形がちらっと似ていますが・・^^;

よく見たら、実に柄(短い軸)が付いています。

センダンの実です。

上を仰いだら、葉はすっかりなくなっていましたが、まだ実が付いています。
あっ、鳥が飛んできました。

ムクドリです。
実を食べたのかどうか?すぐに飛んでいってしまいました^^;

チャンチンモドキの実

全国的に厳しい寒さが続いていますが、皆様、御身大切で
お過ごしくださいますように・・。

さて、きょうはチャンチンモドキの実をお届けします。
今月初めに植物園に初来園した時、チャンチンモドキの実が
落ちていました。
*ずっと昔の過去記事はこちら→チャンチンモドキ
今回はそばに立て看板があり、少しなら拾って持ち帰ってもいいと
書いてあったので、2個持ち帰ってきました↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

落ちた実を剥いたら、果肉は梅の実のようでした。
梅の実より、もっとねっとりした感触でした。
食用にできるそうですが、そのままではあまり美味しくないそうです。
ネパールではロプシーアチャールといって日常食されているようです。

種はこちら↓

チャンチンモドキの種は2センチ程の楕円形でとても硬かったです。
上の尖った先に星模様(マッチ箱に入れた写真の向かって右の種)と、
反対側に5つのくぼみがある(写真左の種)のが特徴かな・・↓

1月22日に植えつけました。
さて、いつ発芽するか?楽しみに待つとしましょう~^^
冬来たりなば春遠からじ~♪