オニシバリの実

スーパーでケムリノキ(煙の木)が売られていました。

きょうは面白い名前の「オニシバリ」をお届けします。
「鬼縛り」と書きます。
樹皮の繊維が丈夫で、鬼を縛ることもできると言うことから
名付けられました。
夏に落葉して幹だけになってしまうので、ナツボウズという
別名があります。

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林内に生える低木です。

葉は長楕円形で枝先に集まって互い違いに付きます。

緑の実は熟すと赤くなるそうです。

本州(福島県以西)、四国、九州(中部以北)に分布します。

ジンチョウゲ科の植物です。

ナギイカダの実と蕾

時々桜の花びらがハラハラと散っていくのが窓から見えます。
花冷えでチューリップもきょうは一日開かずじまい・・。

さて、時々散歩する某家の玄関脇にあるナギイカダに、昨日、
赤い実のようなものがチラッと見えたので、≧[◎]oパチリしました。
帰宅してその写真をよく見たら、偶然、横に蕾も写っていました。
きょうはナギイカダの実と蕾をお届けしたいと思います。

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赤くなった実の直径は 1センチ程で、ちょうど右の葉に白っぽいもの
が見えますね。
これは蕾のようです。

葉は退化していて 葉のようにみえるのは葉状枝(ヨウジョウシ)という
そうで、茎が変形したものです。
葉状枝には厚みがあり、1~2ミリ程です。
実が付いている葉状枝とその上下等は剪定?されたようですね?(^^;)
葉状枝毎に 小花を咲かせるそうです。
残念ながら今回も花は見られませんでした(x_x)。
次は是非・・と思っていますが・・(^^;)

その他、幹には縦に筋が何本も入っています。

去年の秋に掲載した過去記事も合わせてご覧下さい→ナギイカダ

センダンの種

こちらは午前中に雨が上がりました。
曇り空ですが、梅の花も満開に近くなり、藪の白椿も次々咲いています。

先日、川べりにあるセンダンの木、わずかに残った実をムクドリや
ヒヨドリが丸呑みにしているのを見かけました。

きょうはこのセンダンの実の種を取り上げます。
道に落ちていた実を拾ってきました。

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実の表面はセルロイドっぽい薄い外果皮に覆われていますが、
しわしわだったせいか中果皮とくっつき気味でした。

このやや粘つき白っぽい脂肪のような果肉をとると、中から硬い
殻のような種が現れました。種の上下には穴が開いていました。
水で洗ったので、画面右真ん中の種は水がしみた色になっています↓
(乾くと薄茶色になります)

ところが、これは種ではなくて内果皮ということが後でわかりました^^;

1センチ程の内果皮には4つのでっぱり(稜)のあるものが2個、
5つのものが4個、6つのものも1個ありました。(7個のうち)

試しに4つの稜のものと5つの稜のある硬い木のような内果皮を割ったら、
中から黒い皮に包まれた7ミリ程の細長い種子がそれぞれ4個と5個入って
いました。

横割り↓

すごい!これが種だったんだ~。

過去記事→センダンの花センダンの実センダンの実 その2