マルバチシャノキ

処暑も過ぎ、もうすぐ夏ともお別れですね。
今月はfabの更新が少ないですね・・(> <。)。。
今日は雨・・。
雨は禊のようにも思えます。
窓を開けると冷気が入ってきます。
雨の中、近所にある空き地で見た、ツユクサの青い花と
マルバルコウソウの赤い花との対比がとても綺麗でした。

さて、きょうはマルバチシャノキをお届けします。
「丸葉萵苣木」と書きます。
葉が丸く、若葉は食べられ、味がチシャ(レタス)に似ているので
名付けられたようです。
樹皮や葉が柿の木に似ていることから『カキノキダマシ』の別名も
あるようです。

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高さ10メートル、直径20センチ程にもなる落葉高木で、
本州の千葉県以西、四国、九州、琉球に分布します。

粗い毛をもつ大きな葉に特徴がありますが、秋には枝先に房状に
直径2センチ程の先端が尖っている実を枝先にたわわに付けます。
黄色く熟すと食べられるそうです。

庭園樹として人気があり、樹皮はチシャ染めの染料となるようです。

ムラサキ科の植物です。

ニワトコの実

水無月のおしまいの日、どんよりとした梅雨空が広がっていますが、
皆様ご機嫌いかがですか?
私はなぜかスタレビの「おぼろづき」を聴いています(#^.^#)。

さて、先日行ったホタルがいるという河川敷に赤い実を発見!
「ニワトコ」でした。
きょうは「ニワトコの実」をお届けします。
「接骨木」と書きます。

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葉は向かい合って付き、奇数羽状複葉です。
葉先は尖り、縁には細かいギザギザがあります。

本州、四国、九州、奄美大島に分布します。

スイカズラ科の植物です。
(新しいAPG植物分類体系ではレンプクソウ科)

(参考)昔は接骨した場合の治療に、ニワトコの枝を黒焼きにし、
そこに小麦粉と酢を入れて練ったものを、患部に厚く塗り、
副木をあてて押さえて治したということから、折れた骨を接ぐ
という意味で、接骨木(せっこつぼく)という名が付いたそうです。

また、連れ合い曰く・・
昔、飼い鳥図鑑に、小鳥の止まり木には、ニワトコの枝を使うと
小鳥が病気にならないと書いてあったそうです。

コウヤボウキの綿毛

玄関から庭のカクレミノの木の天辺が見えるのですが、去年暮れには
実が鳥の餌になったのかすっかり無くなり、さみしい景色になりにけり。
きょうも朝から曇天で寒いのですが、玄関に置いてあるオモト、ナンテン、
ハラン等の古典植物は雨がかからないので、何日ぶりかに水遣りしました。

さて、冬枯れの日陰の林で、まだまだ元気なコウヤボウキの綿毛、
きょうはこれをお届けします。

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ふわふわの綿毛、繊細で綺麗ですね~。

綿毛が飛んだ跡。

キク科の落葉低木です。

過去記事はこちら→
コウヤボウキ