ヤブニッケイの実

今年は早々とシャコバサボテンが満開になってしまいました。
部屋の中では一部ですが木立性ベゴニアが開花しています。

きょうは、知多の海岸で艶々と黒く熟していた
ヤブニッケイの実を
お届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

葉は互い違いに付き、縁にギザギザはありませんが、
やや波打つものが多いようです。

葉は3脈が目立ち、外側の2本は葉の先までは達せず、
途中で消失しています。

果柄はやや長めでその先に球形~楕円形の実が付いています。

本州(福島県以西)、四国、九州、沖縄に分布します。

クスノキ科の植物です。

花についてはこちらの過去記事をご覧下さい→
ヤブニッケイ

ムクノキの実

先日、農業センターで無農薬のナスタチュームが切り花で
売られていました。
もう、冬を通り越して春の雰囲気でした♪
ナスタチュームはエディブルフラワー(食用花)でもありますね。
早速、買い求め、コップに挿して鑑賞した後に、さっと茹でて
いただきました。
根に近い方の太めの茎はやや硬めでしたが、あとの茎は三つ葉の
茎のような食感でした。
葉は少しとろっとぬめりがありました。
蕾や花は少し甘く、全体的にはピリリと程よい辛味がありました。
結構イケると思います。

さて、本日の記事・・。
連れ合いが美濃加茂へ行った時に川辺の林にあったムクの実を
見つけ、持って帰りました。
そのムクノキの実をお届けしたいと思います。

黒く熟した実がいっぱい付いていました。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

横に張り出した枝にも沢山の黒くなった実が付いていました。

ムクノキの実は1センチ程の丸い実で秋に黒く熟します。
連れ合いは祖父から「ムクの実は美味しいぞ」と教えられたことが
あったことを思い出し、鳥さんには悪いけど少し頂戴してきました。

生まれて初めて食べてみました^^。
シワシワで硬くなった実は、味も無味乾燥であまり美味しくなかった
ですが、柔らかくシワシワになった実は、プルーンのような甘味と
酸味があり、干し柿のような熟成した格別な風味でした。

余談ですが、ムクドリの名もこの実を求めて群がるところから
きているそうです。

向かって左の「ム」は実、右の「ク」は種です。↓

種は口の中でジャリジャリした感触でした。

葉は葉脈が平行に走り、縁にギザギザがあり、表面は細かい剛毛を
密生しているのでザラつきます。自然のサンドペーパーです。

ニレ科の植物です。

その他、ケヤキとエノキ、ムクノキをニレ科三兄弟と言います。
エノキは実が美味しいので、江戸幕府が街道の一里塚に旅人のために
植えたそうです。

是非、あわせてご覧下さい。↓
過去記事はこちら→ムクノキ

ハクモクレンの実

雲がうっすらとかかっていますが、穏やかな秋の一日です。
遠くで鳥の声もしています。
道端の日だまりにあるタマスダレは終盤ですが、
まだ頑張って咲いています。
マンションのケヤキの葉は、数日前から赤やオレンジ、
黄色に変化しています。
例年ならほとんど黄色くなるのですが、今年はなんだか
赤味が強いように思われます。

さて、きょうは、先日見たハクモクレンの実をお届けします。

(写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

花の数だけ実を付けますが、緑色のうちにほとんどが、
落ちてしまい、こうして赤く熟すものは少ないようです。
でもこの木には赤い実が数個見られました。
独特な形の実ですが、丸く膨らんだ部分から、やがて
オレンジ色の種が顔を出し、
その後、黒くなるようです。

関連する過去記事はこちら→ハクモクレン