ケンポナシの実

きのうは、こちら名古屋でも小雪が舞いました。
きょうも底冷えのする一日でした。
でも寒い中、水仙が咲いているのを見つけました。

さて、きょうは・・山の林内で今年11月に出逢った
「ケンポナシの実」をお届けします。
高さは15~25メートル程になる落葉高木です。

樹皮は灰褐色で、若いうちは縦縞があるだけで
滑らかですが、大木になると縦に浅く裂け、
写真のように薄く剥がれます。↓

葉は互い違いに付き、左右に2個ずつ葉の付くことが
多いようです。
長さ10~20センチ、幅7~14センチ程の葉は広卵形で
質はやや薄め、縁には低いギザギザがあります。
3主脈が目立ち、葉裏に隆起します。

9~10月になる実は径7~9ミリの球形ですが、
果肉はほとんどありません。
代わりに果柄が膨らみ折れ曲がって果肉になり、
紫褐色から12月には暗褐色に熟し、食べられます。

北海道、本州、四国、九州に分布します。
クロウメモドキ科の植物です。
過去記事はこちら→ケンポナシ

☆今年もあとわずかとなりました。
これでfab2017年最後の更新とさせていただきます。
fabには今年もたくさんの方にお立ち寄りいただき、
有難うございました。
それでは皆様、良いお年をお迎えくださいm(_ _)m。

ウメモドキの実

時折通る道に大きなクロガネモチの木があるのですが、
今、赤い実がいっぱい付いています。
きょうは山地の池のそばで出逢った「ウメモドキの実」を
お届けします。

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

クロガネモチと同じモチノキ科の植物です。
高さは2~3 メートルの落葉低木です。
雌雄異株でこれは雌株です。

葉は互い違いに付き、葉の表面にわずかに毛があり、
縁には小さなギザギザがあります。

過去記事はこちら→ウメモドキの花

カラスザンショウ

買い物に出ようとした際、マンションの一角に2日程前から
咲き始めた1輪のピンクのガーデンシクラメンの花が、
朝からの雨にも負けず元気な姿を見せていました。

きょうは11月初めに行った里山で出逢った
「カラスザンショウ」をお届けします。
「烏山椒」と書きます。
サンショウに似ていますが大型で、人に利用される
ことが余りないので「カラス」というのが前につき、
名付けられたようです。
何だかカラスも気の毒なような・・ (^^);;

崩壊地や伐採跡などに生えます。
高さ6~15メートル程になる雌雄異株の落葉高木です。

樹皮は灰褐色で幹や枝に短く鋭い刺が多い。
古い木になると刺はなくなり、刺の基部のいぼ状突起
だけが残ります。↓

(それぞれの写真内をクリックすると大きい画面に変わります。)

上の方を仰ぐと・・
若い枝は緑色で、刺があります。
葉は互い違いに枝の上部に集まって付きます。

長さ30~80センチの奇数羽状複葉で、
葉の縁に浅く鈍いギザギザがあります。
葉の中軸には刺があります。

実は径7ミリ程の球形で、緑色から紅紫色になります。
熟すと中から種が・・。
写真ほぼ中央、黒い種が3つ見えますか?↓

本州、四国、九州、沖縄に分布します。

ミカン科の植物です。